「イギリス留学に何を持っていくべきか迷う......。」「あれこれ詰めすぎて重さがオーバーしそう......。」と、準備段階で立ち止まってしまっていませんか?
半年・2年・1年と3度に渡ってイギリス・ロンドンで暮らした筆者の実体験から、「これは絶対持っていくべき!」「これいらなかったな……」と思った持ち物を、カテゴリごとにわかりやすく紹介します。
これを読めばスーツケースの中身に迷わなくなること間違いなしです!さっそく持ち物リストの中身を見ていきましょう。
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イギリス留学へ出発!渡航の必需品&あると便利な持ち物リスト
イギリス留学へ出発する前に、渡航の必需品や、あると便利なもの、女子目線の必需品など5つの場面に分けて紹介します。
- 【必需品】渡航当日から必要な持ち物
- 【到着後すぐ必要】イギリス到着初日から使う持ち物
- 【持って来ればよかった】イギリスで手に入りにくい&コスパが悪い持ち物
- 【あると安心】日本から持ってきてよかった持ち物
- 【女子目線で厳選】イギリス留学に欠かせない持ち物
【必需品】渡航当日から必要な持ち物
ここで紹介するものの中には、用意しておかないと日本から出発すらできないものも含まれます。イギリス入国時に不所持が判明した場合は、入国を拒否される場合もあるので、ご自身の渡航目的にあわせた持ち物をしっかり準備しましょう。
- パスポート
- 必需品中の必需品。申請手続きには戸籍謄本や住民票なども必要です。受け取りには10日〜2週間を要します。すでに持っている方は、有効期限に余裕があるか確認しましょう。
- 入国に必要な書類
- 査証(ビザ)、ETA(電子渡航認証)、学校の入学証明書、滞在先がわかる書類など、必要な書類は渡航目的によりさまざまです。
- 帰りの航空券
- ETA(電子渡航認証)で渡航の場合、イギリス出国時に使用する航空券の提示を求められる場合あり
- 残高証明(英文)
- 長期滞在・短期滞在を問わず、残高証明(英文)を求められる場合あり
- クレジットカード
- タッチ決済可能なVISAかMasterカードを数枚用意しておくのがおすすめ
※筆者は、磁気ストライプ式カードが磁気不良で使えなかった経験があります。 - マルチカレンシー/デビットカード
- 筆者は、WiseとRevolutを持って行きました。両替手数料が最小限に抑えられておすすめです。銀行口座開設前に役立ちます。
- AirTag
- 荷物が見つからない場合に備えて持っていると安心
その他、出発前に日本の海外旅行保険に加入しておくのもおすすめです。筆者がロンドンに滞在していた際、NHS(イギリスの国民保険サービス)を利用していましたが、病院にかかるまで時間がかかったり、すべて英語で理解する必要があったり、最初の頃は苦労しました。
機内持ち込みすべき持ち物
- SIMフリーのスマートフォン
- 2021年9月30日以前の販売機種は、SIMロック解除されているか確認が必要です。イギリス到着後すぐ現地のSIMに差し替えられるよう、ご自分のスマホの状態を確認しておきましょう。
- 充電器
- 飛行機の座席によっては電源またはUSBポートが備え付けられている場合あり。
- モバイルバッテリー
- モバイルバッテリーは預けられません。必ず機内に持ち込みましょう。
※航空会社によっては機内での使用が禁止の場合もあるため、各航空会社の指示に従ってください。 - 常備薬
- 遅延も考慮し、機内には余分に持ち込んでおきましょう。税関で聞かれても説明できるよう、英文の処方箋をもらっておくと安心です。
- 100ml以下のボトルに入った基礎化粧品・コスメ類
- 機内は肌がとても乾燥します。しっかり保湿できる基礎化粧品を持ち込むのがおすすめ。
ただし、持ち込める液体は1つにつき100ml以下の容器に入っている必要がある点に注意しましょう。 - マスク
- 喉の乾燥を防ぐのに効果的。
- ネックピロー・アイマスク
- 首の位置を固定することで眠りやすくなります。また、機内は完全に真っ暗にはならないため、真っ暗でないと眠れない方はアイマスクも用意しましょう。
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- 機内食後は歯磨きして、眠りに備えましょう。
【到着後すぐ必要】イギリス到着初日から使う持ち物
イギリスに到着直後から必要な、生活必需品や実際に筆者が持っていて便利と思った持ち物を、以下3つのカテゴリーに分けて紹介します。
お金・セキュリティ・交通関係
- 現金
- イギリスではキャッシュレス決済が主流。しかし、クレジットカードが使えない場合に備えて、100ポンドほど持っておくと良いでしょう。
- スマホ用ストラップ
- スリに備えて、体に斜め掛けでストラップをつけておくと安心。
- セキュリティポーチ
- 貴重品は体に密着できるポーチに入れるのがおすすめ。
- 南京錠
- ホテルやゲストハウスへ宿泊する場合、鍵を壊されて盗難に遭う可能性も。南京錠で二重に鍵をかけておきましょう。
- 配車アプリ
- エレベーターのない駅も多いロンドンでは、大荷物での移動は大変。配車アプリを事前にダウンロード&支払い手段登録をしておき、タクシーで移動するのがおすすめです。
電子機器類・アプリ
- パソコン
- 学校の授業や仕事探し用にあると便利。
- SIMカード(またはeSIM)
- 物理SIMまたはeSIMを、イギリス到着後すぐ使えるよう日本で手配しておきましょう。
- SIMピン(または安全ピン)
- 物理SIMを差し替える場合に必要。
- 変換プラグ
- イギリス用にBFタイプ、ヨーロッパ旅行用にCタイプ、またはマルチタイプ。
- 延長コード
- コンセントが少ない場合もあるので、延長コードが便利。
持参する電子機器が「100-240V対応でない」場合は、変圧器が必要です。筆者の場合、持っていたヘアアイロンとヘアドライヤーは変圧器が必要だったので、現地で購入しなおしました。
生活用品類
- パジャマ
- 到着後すぐ休めるよう、1着あると便利。
- その他衣類
- 洗濯は週1〜2回が一般的なので、下着類は1週間分、その他は数日分あれば十分です。
ただし、洗濯機や硬水の影響で生地が傷みやすいため、デリケートな服は持って行かないようにしましょう。 - シャンプー/トリートメント/基礎化粧品/歯磨き粉(数日分)
- 最初の数日分〜1本だけ持参し、現地で買い足すのがおすすめ
※日本のシャンプーはイギリスでは泡立ちにくいです。 - 歯ブラシ
- イギリスの歯ブラシは大きいため、予備も持っていくのがおすすめ。筆者は、子供用の歯ブラシでしのいでいました。
- スリッパ
- 家の中は土足部分もあるため、スリッパがあると便利。
- フェイスタオル
- かさばるバスタオルの代わりに、2〜3枚。
【持って来ればよかった】イギリスで手に入りにくい&コスパが悪い持ち物
続いて、イギリスでも買えるけど手に入りにくかったり、コスパが悪かったりして「日本から持って来れば良かった」と思った持ち物を、以下3つのカテゴリーに分けて紹介します。
食品(※注意:持ち込み禁止の食品あり)
- 日本食
- だしパック、麺つゆ、お茶、お菓子など
イギリスでは、日本を含むEU圏外からの入国の際、肉・肉製品、乳製品などは持ち込み不可です。
例えば、牛肉エキスが含まれているインスタント食品は持ち込めません。日本食を持参する予定の場合は、どの食品が含まれているか確認が必要です。
参考:GOV.UK.「Bringing food into Great Britain(イギリスへの食品の持ち込み)」(2025-06-15)
衣類・生活用品類
- 洗濯ネット/圧縮袋/ピーラ/爪切り/体温計
- 100均で入手可能。
- シリコンラップ
- 現地のラップは切りにくい。
- 文房具
- ボールペン、シャーペン、消しゴムなど、現地のものは使いにくい。
- 折り畳み傘
- 日本のように軽量な傘は見つかりません。
- ポケットティッシュ/ウェットシート
- 現地のものは紙が硬かったり、香りがきつかったりします。
- ユニクロ製品/魔法瓶/カイロ
- 日本の方が安い。
基礎化粧品・コスメ類
- 日本のコスメ
- 常用のものは予備もあわせて持参するのがおすすめ。
筆者は、マスカラリムーバー、マスカラ下地、アイライナーの予備を半年分持って行きました。 - 日焼け止め
- イギリスの日焼け止めは、付け心地がよくありません。
- オイルクレンジング
- イギリスでは水クレンジングが主流のため、オイルクレンジングはあまり売られていません。
【あると安心】日本から持ってきてよかった持ち物
- 証明写真・戸籍謄本
- パスポートを紛失した際、再発行に必要。
- メガネやコンタクトレンズ
- 購入に手間がかかるので、短期留学の場合は持参するのがおすすめ。
- 日本の薬
- 風邪薬、痛み止めなど、何の薬か説明できるようにしておきましょう。箱・説明書付きで持参がおすすめ。
- 炊飯器(1~2合用)
- 電子レンジで炊ける炊飯容器がおすすめ。
- 慣れている基礎化粧品
- 日本は軟水なのに対してイギリスは硬水です。大量に基礎化粧品を持参しても、イギリスでは肌に合わない可能性も。
実際、筆者も持参した予備を使わなかった経験が......。ひとまず1本ずつ持参し、肌の状態に合わせて買い足すのがおすすめです。 - サングラス
- イギリスは日差しが強い。
- フード付き防水ジャケット
- イギリスの天気は不安定です。急な雨にも対応できるジャケットがおすすめ。少量の雨だと傘をさす人はあまりいません。
- フォーマルなワンピース&ジャケット&靴
- アフタヌーンティやディナーなど。レストランによってはドレスコードがある場合あり。
- エコバック
- 買い物袋は有料のため。
- 箸
- 食事用・料理用の菜箸があると便利。
人によってはあると役立つ持ち物
- 国際運転免許証
- ドライブ旅行で役立ちました。
- 電子辞書
- ネット環境のない場所での学習に便利。
- 英文レジュメ
- 用意しておくと、すぐ求人に応募可能。
- 水着
- 現地では、カップがついていなかったり、生地が少ない水着が多い。
- 便座シート
- 特に冬におすすめ。
- 乾電池
- 乾電池が必要な電子機器をを持参する場合。
【女子目線で厳選】イギリス留学に欠かせない持ち物
筆者の実体験を踏まえ、女性にとって不可欠な持ち物を紹介します。特に生理用品は毎月必要なもの。少しでも快適に過ごせるよう、スーツケースに余裕がある限り、使い慣れたものを持っておくのがおすすめです。
- 生理用品
- 日本製の使い慣れたものが2〜3カ月分あると便利。現地でも肌に優しい素材のものは売っているので、徐々に慣れていきましょう。タンポンや月経カップに慣れておくのもおすすめ。
- ブラジャー/サニタリーショーツ
- 現地では合うサイズが見つからない場合あり。サイズ表記も異なるので、日本から持っていくのがおすすめです。
- ストッキング
- フォーマルな場面用に数枚あると便利。日本にあるような薄手で上質なものは見つかりません。
現地調達でOK!イギリスで十分そろう持ち物リスト
以下、ロンドンで調達可能な持ち物を、実際に筆者が購入した方法とあわせて紹介します。持っていく量に迷いがちな服や靴などのファッションアイテムも、どこでも購入可能です。日本から大量に持っていく必要はありません。
- 【現地の薬局「Boots」やネットショッピングで購入】
- クレンジングウォーター(ビオデルマは日本より安い)
- コンタクトレンズ洗浄液
- 軟水化フィルター付きシャワーヘッド
- ボディーソープ
- ヘアドライヤー/ヘアアイロン
- 湯たんぽ/電気毛布
- 【ファストファッション店「Primark」やネットショッピングで購入】
- バスタオル
- ルームウェア
- 物干しハンガープライマーク
- ハンガー
- 【その他店舗で購入】
- シャンプー/トリートメント(日系美容室で購入)
- 防水加工されたブーツ
イギリス留学の持ち物は「現地調達OK」も多い!厳選して身軽に出発しよう
イギリス・ロンドンでは、生活に必要なものは基本的になんでも手に入ります。シャンプーやタオル類などの日用品はもちろん、化粧品のブランドも充実しているので、渡英後に肌や気候に合うものを探すのも一つの方法です。
荷物はできるだけコンパクトにまとめ、予備は最小限に!「全部日本から持っていかなきゃ」と思わず、現地での調達も視野に入れて、身軽にイギリス留学のスタートを切りましょう!