「語学学校つまらなかった...」とならないためのポイントは？元エージェントが解説

「せっかく時間とお金をかけて語学留学に行ったのに、学校がつまらなかった......」
そう感じてしまう背景には、学校選びの段階で十分な情報収集ができていなかったということがよくあります。

そこで本記事では、語学学校でよくある失敗例をもとに、満足度の高い留学にするための学校選びのポイントを元エージェントの視点から解説します。

「語学学校つまらなかった」という人によくある失敗例5選

「語学学校がつまらなかった」と感じてしまう原因には、留学者自身のモチベーションの問題もありますが、そもそも語学学校やコースが合っていなかったというケースもよくあります。

合わない学校やコースを選んでしまったときによくある失敗例を5つ紹介します。

1. カリキュラムや授業スタイルが合わなかった

「語学学校がつまらなかった」と感じる理由としてよくあるのが、コース内容や授業の進め方が合わなかったというものです。

一般英語や試験対策コース、集中型の「スパルタ式」など、国や学校によってカリキュラムや授業方針はさまざまです。

クラス構成も、10名以下の少人数制からマンツーマン形式まで幅広く、スタイルによって学びやすさに差が出ることがあります。

自分の学習目的に合わないコースを選んでしまうと、手応えを感じにくく、途中で意欲を失ってしまう原因になりかねません。

学校選びでは、勧められるままにコースを選ぶのではなく、コースの特徴をよく理解し、自分の目標や学習スタイルに合ったものを選ぶ必要があります。

2. クラスの国籍や年齢に偏りがあった

「語学学校がつまらない」と感じてしまう理由には、クラスメイトの国籍や年齢に偏りがあったというケースもあります。

同じ国籍の学生ばかりが集まっていると、母語での会話が増えやすく、英語の学習に集中できなかったり、同じ国籍同士で固まっているために他国の学生と関わりづらかったりすることがあります。

また、語学学校では、一般的に20代前半〜半ばぐらいの学生が多い傾向にありますが、時期や学校の特色によっては学生の年齢に偏りがあり、年齢差を感じて居心地の悪さを感じることもあるでしょう。

こうした環境のミスマッチをできるだけ避けるためには、学校選びの段階で国籍比率や平均年齢についても調べておくのも大切なことです。

3. レベルの合わないクラスに入っていた

レベルの合わないクラスにいたために「つまらなかった」と感じてしまうケースもあります。

語学学校では、渡航前や初日のレベルチェックテストの結果でクラス分けされるのが一般的です。

しかし、先生が足りていなかったり、教室数が限られていたりすると、学校の都合でレベルの合わないクラスに入らなくてはならなくなるケースもあります。

状況によっては先生に相談し、レベルの調整をお願いできる場合もありますが、学校の規模が小さいと、そのような相談自体が難しい場合もあります。

学校選びの際には、学校規模とあわせて、クラス分けの詳細についても確認するようにしましょう。

4. 課外アクティビティや交流イベントが少なかった

「語学学校がつまらなかった」と感じてしまう理由として、課外アクティビティが少なく、交流の機会を十分に得られなかったというのもよく聞きます。

学校によってアクティビティの充実度は異なり、毎日イベントを開催する学校もあれば、月に数回程度の開催に留める学校もあります。

現地でできるだけ多くの人と関わりたい場合は、アクティビティの充実度や参加者の雰囲気を事前にチェックしておきましょう。

5. 学校の立地や設備が想像と違った

公式サイトやパンフレットでは良さそうに見えても、実際に行ってみたら立地や設備が期待と違ったというのもよくあります。

たとえば「中心地から遠すぎて通学に不便」「周辺にカフェや商業施設がなく遊ぶ場所がない」といった問題や、逆に「周辺が賑やかすぎて学習に集中できない」といった問題に不満を感じるケースがあります。

また、「写真ではきれいに見えたのに、実際は古くて設備がよくなかった」「自習室が思ったより狭かった」といったことも、よくある不満の例です。

立地や設備については、留学エージェントに細かな点を聞いてみたり、口コミ情報を確認したりしておくことも重要です。

「語学学校つまらなかった」とならないための学校選びとは？

「語学学校がつまらなかった」という場合によくある失敗例からわかる通り、情報収集不足により自分に合う学校が選べていなかったということはよくあります。

語学学校を選ぶ際は、情報収集と比較をしっかり行い、学校の特徴を理解したうえで選ぶようにしましょう。

細かく語学学校の情報を見る際は、下記のチェック方法も参考にしてください。

チェックポイント	チェック方法
カリキュラム 授業スタイル	学校の公式サイトやパンフレットでコース内容をよく確認する 自分の学習目標を整理し、留学エージェントに希望に合う学校があるか聞いてみる
学生の国籍 年齢	学校の公式サイトやパンフレットの情報を確認する 情報がない場合は、学校に直接問い合わせるか相談している留学エージェントに確認を依頼する（※エージェント側で情報を整理していて、すぐに情報を得られる場合もあります。）
レベル展開 クラス分けの方法	学校の公式サイトやパンフレットでレベル展開やレベルチェックの方法を確認しておく 留学エージェントへの相談や口コミのチェックで、過去にレベル分けについて不満がなかったか確認してみる
アクティビティの充実度	学校の公式サイトやSNSをチェックする アクティビティを重視したい場合、留学エージェントにアクティビティを強みとしている語学学校のおすすめを聞いてみる
学校の立地・設備	Googleマップで周辺環境をチェックする SNSやレビューサイトでの口コミを確認する

学校の公式サイトを見たり、直接学校に問い合わせたりすることでも情報を得られますが、留学エージェントに相談すると、複数の学校を比較した情報を得やすく、学校の特徴や注意点をより把握しやすくなります。

学校によっては、エージェント用に資料をまとめて配布している場合もあり、エージェントに問い合わせることでネット上にない情報を教えてもらえることもあります。

過去の留学サポート利用者の意見を聞ける場合もあるため、積極的にどんなレビューがあったかも聞いてみましょう。

まとめ｜語学学校選びでは情報収集の質がカギ

「語学学校つまらなかった」と感じる1番の原因は、学校情報をよく吟味せずに選んでしまうことにあります。

もちろん、自分から学ぼうとする姿勢も大切ですが、そもそも学校が合っていなければ、せっかくの留学で満足のいく成果は得られにくくなってしまいます。

学校に直接問い合わせて情報を収集することも可能ですが、留学エージェントを活用すれば、過去の利用者からのフィードバックも踏まえた情報を得られることもあり、より広い視野で自分に合う学校を見つけやすくなります。

自分の目標や希望を整理したうえで、留学エージェントのサポートを受けたり、口コミ情報を参考にしたりすることで、自分に合う学校を見つけましょう。