留学中に日本へ帰りたくなった時は、まず「なぜ留学しようと決めたのか」という原点に立ち返ってみましょう。「英語を話せるようになりたい」「海外で働きたい」といった、留学前に抱いていた具体的な夢や目標をもう一度思い出してみてください。ずっと先の帰国日を数えるのではなく、「今」できることに集中するのも一つの方法です。勉強に行き詰まったら、一度机から離れて散歩に出かけたり、今日は休憩する日と割り切って休んだり、環境を変えてみるだけで気分が晴れることもあります。そして、今の辛い気持ちを、現地の友人や学校の先生、日本の家族などに打ち明けてみましょう。友人の中には同じように悩んでいる人が見つかるかもしれません。「自分だけじゃない」と感じられるだけで、心は軽くなるものです。一人で抱え込まず、言葉にして吐き出すことが、前に進むきっかけになります。