「マルタ留学って聞いたことあるけど、しっかり英語を学べるの?」「初めて知ったけど、どこにある国なんだろう?」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
マルタはヨーロッパにある小さな島国で、公用語として英語が話されています。日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は、ヨーロッパを中心に多くの留学生が英語を学びに訪れる人気の留学先です。
本記事では、マルタ留学のメリットやデメリットをはじめ、気になる費用、学校の選びのポイントを徹底解説。さらに失敗談に触れながら、留学を成功させるコツまで紹介します。
マルタ留学を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
マルタが留学先として注目される理由&基本情報
マルタは地中海に浮かぶ美しい島国で、英語が公用語として話されるため語学留学先として注目を集めています。特に、イギリス英語を学べる環境や温暖な気候、歴史的な街並みなど魅力が満載です。
マルタでは気軽に英語を学べる環境と、ヨーロッパらしい文化を同時に楽しめるでしょう。短期間の留学も人気なので、海外初心者にもおすすめです。
国名 | マルタ共和国 |
---|---|
面積 | 316㎢(東京23区の約半分) |
首都 | バレッタ |
通貨 | ユーロ(€) |
公用語 | 英語、マルタ語 |
時差 | 日本が8時間進んでいる(夏時間は7時間) |
フライト時間 | 約18時間~23時間 |
マルタ留学の6つのメリット
マルタ留学のメリットを6つ紹介します。留学先として注目されるマルタには、他の国にはない魅力が豊富です。費用面から学習環境、気候、安全面まで、快適に学べる環境が揃っています。
1. 留学費用が比較的安い
マルタ留学は、他の英語圏の国々と比較して費用が抑えられるのが大きな魅力です。同じヨーロッパのイギリス(ロンドン)に比べてると約4割安く、1カ月の留学費用はイギリスが約40万円からなのに対し、マルタでは約28万円からとなっています。
さらに、マルタは物価も低めなため、自炊をすれば生活費をより節約できるでしょう。
その分、準備する費用が少なくて済んだり、学校でできた友達との交際費や観光費に回したりできます。他国に比べて学費や生活費がリーズナブルな点は、特に学生や若年層にとって大きなメリットです。
2. 多様なアクセントの英語に触れられる
マルタ留学では、多様なアクセントの英語に触れる機会が豊富です。マルタには、ヨーロッパ諸国を中心に、南米、アフリカ、アジアなど、さまざまな国から留学生が集まります。
さまざまなアクセントに触れることは、将来的に英語を使った仕事を目指す上で非常に効果的です。ビジネスでは標準的な英語を話す人のみと関わるとは限りません。
聞き取る力が向上し、国際的なコミュニケーション能力を高められるでしょう。また、異文化理解が深まり、広い視野を持つことにもつながります。
3. 温暖な気候で過ごしやすい
マルタの気候は温暖で、年間を通して快適で過ごしやすいのが特徴です。
最も暑い8月には32℃に達することもありますが、乾燥しているため日本ほどの蒸し暑さは感じません。
最も寒い1月〜2月でも最低気温は約13℃と日本ほど寒くなく、一年中、昼夜の温度差が少ないことも魅力です。
ヨーロッパで人気の留学地イギリスと違い雨も少なく、特にシーズンの5月〜9月は晴れの日がほとんどです。しかし、冬は風が強く、温度の割に体感は寒いこともあるため、防寒着は忘れずに持って行きましょう。
4. 治安が良い
マルタは治安が良く、外務省の危険情報でも注意喚起はありません。そのため、留学中も比較的安心して過ごせます。
しかし、観光地であるため、人が集まる場所ではスリや置き引きのリスクは避けられません。日本と同じ感覚で行動していては危険です、貴重品を肌身離さず持つ、人通りの少ない道は歩かないなど、基本的な注意を心掛けましょう。
参考:外務省海外安全ホームページ, 「マルタ 危険・スポット・広域情報」(参照:2024-12-30)
5. ヨーロッパ諸国へのアクセスが良い
マルタは、ヨーロッパ諸国へのアクセスが良いことも魅力のひとつです。場所はイタリアのすぐ南に位置し、ローマまでは約1時間半の距離です。LCC(格安航空会社)も多く就航しているため安く航空券を購入できます。
また、シェンゲン協定国内であれば出入国審査や税関もありません。国外ながら国内のように自由に行き来でき、週末旅行もおすすめです。
しかし、シェンゲン協定国内のビザなしでの滞在時間は90日までと決められているため、留学後に旅行を予定している場合はその分の日数を残しておく必要があることに注意しましょう。
以下は、マルタからヨーロッパの主要都市までの所要時間と片道航空券代です。ぜひ、旅行の参考にしてみてください。
都市名(国名) | 所要時間 | 航空券代(片道) |
---|---|---|
ロンドン(イギリス) | 約3時間半 | 約1万5,000円~ |
ローマ(イタリア) | 約1時間半 | 約2万円~ |
パリ(フランス) | 約3時間 | 約2万5,000円~ |
ミュンヘン(ドイツ) | 約2時間半 | 約3万円~ |
※航空券代は、2024年12月30日時点の情報です。
※2025年よりシェンゲン協定国を訪れる日本国籍保持者はETIAS(欧州渡航情報認証制度)の登録が必要になる予定です。マルタへ渡航予定の場合も最新情報を確認してください。
参考:ETIAS.co.jp, 「マルタのETIASビザ免除」(参照:2024-12-30)
6. 日本人留学生が少ない
マルタは日本人留学生の割合が少なく、英語環境を存分に活用できるのが魅力です。特に寮生活では、イタリア、スペイン、フランスなど主にヨーロッパからの留学生と生活しながら交流できるため、英語力を効率的に伸ばせます。他国の文化を体感しながら学べる理想的な環境で、英語を学べるでしょう。
しかし、マルタ留学は近年、日本人の注目も高まっているため、時期によっては日本人の割合が多い可能性も否定できません。気になる場合は学校や留学エージェントに相談して、現地の日本人比率を確認するのがおすすめです。
マルタ留学の4つのデメリット
マルタ留学の4つのデメリットを紹介します。魅力的な留学先であるマルタですが、いくつかの課題も存在します。これらのデメリットを知ることで、より現実的な留学計画を立てられるでしょう。
1. 英語のなまりが気になる
マルタでは英語が公用語ですが、独特のアクセントが特徴です。同じく公用語であるマルタ語や、かつて使われていたイタリア語の影響を受けており、アメリカ英語に慣れている日本人にとっては聞き取りにくいかもしれません。
しかし、マルタ語訛りの英語は、ゆっくりと抑揚をつけた話し方のため初心者にとって聞きやすい場合もあります。さらに、標準と異なるアクセントを聞き取る力は、将来的にビジネスの場で役立つスキルとなるでしょう。
なお、語学学校の講師はイギリスやオーストラリア出身者、またはマルタ出身であっても英語講師の資格保持者であるため、標準的なイギリス英語を学べます。学校によっても講師の出身地に違いがあるため、学校を選ぶ基準にするのもおすすめです。
2. 最低時給が安い
マルタでは、長期滞在ビザを取得すると就労許可が得られます。しかし、マルタの最低時給は18歳以上で5.34ユーロ(約880円)と低く、留学生が得られる収入は期待できません。
同じヨーロッパのイギリスの最低時給は18歳〜20歳で時給8.6ポンド(約1,700円)なので、比較すると大きな差があることがわかるでしょう。
また、働ける時間も週20時間以内と限られています。生活費をアルバイトで補うのは現実的でないため、マルタ留学は学業に集中する機会と考えるのがおすすめです。
3. 小さい島国がゆえ飽きる可能性がある
マルタは面積が約316㎢と、東京23区の半分ほどの大きさしかありません。主要な観光地は1カ月もあれば回りきれるため、飽きてしまう可能性があります。
美しい海やビーチ、世界遺産など観光スポットは豊富な一方、都会的なエンターテインメントや刺激を求める人には物足りなく感じるかもしれません。
しかし、マルタは他のヨーロッパ諸国へのアクセスが良いため、週末旅行で気分転換をするのもおすすめです。ロンドンやニューヨークのような都会をイメージするとギャップを感じるかもしれませんが、勉強の合間にビーチでのんびり過ごしたい方にはぴったりの留学先です。
4. 日本から直行便がない
日本からマルタへの直行便はありません。所要時間は片道約20時間、さらにトルコやイタリア、ドイツなどを経由する必要があるため、海外旅行初心者にとっては乗り継ぎに不安を感じるかもしれません。航空券の費用も、イギリスといった他の留学先より5万円ほど高くなる場合が多いです。
航空券を購入する際は、乗り継ぎ時間に余裕をもった旅程で手配しましょう。留学終了後の海外生活に慣れたころには、帰国時に経由地で観光してみるのもおすすめです。
マルタでできる留学の種類
マルタ留学でできる留学の種類には、短期留学と長期留学の大きく分けて2つの種類があります。それぞれの期間に応じて必要な手続きも異なるので、ご自身の留学の目的に合わせて最適な留学スタイルを選択しましょう。
短期留学|90日以内
短期留学は、観光を楽しみながら英語も学びたい方に最適です。90日以内の滞在であれば日本人はビザが不要なため、ビザ取得の手間もかかりません。1週間からでも海外留学に挑戦できます。
しかし、滞在期間が短いため英語力を大幅に伸ばすのは難しく、主に英語への慣れや基礎力アップが目的となります。美しい海や歴史的な街並みを堪能しながら学べるので、観光+αの価値を求める人におすすめです。特に夏休みや春休みを利用した留学にぴったりで、気軽に海外生活を体験できるでしょう。
※2025年よりシェンゲン協定国を訪れる日本国籍保持者はETIAS(欧州渡航情報認証制度)の登録が必要になる予定です。マルタへ渡航予定の場合も最新情報を確認してください。
参考:ETIAS.co.jp, 「マルタのETIASビザ免除」
長期留学|91日以上
91日以上の長期留学では、学生ビザの取得が必要です。以前は滞在中に取得できた学生ビザですが、2024年5月からは日本国内でのビザ申請が必須となりました。申請料300ユーロ、取得できるまで6〜8週間の処理期間がかかるため、余裕をもって準備を行いましょう。
また、学生ビザでは週20時間以内のアルバイトが可能ですが、マルタの最低賃金は低いため、生活費を稼ぐことは期待できません。勉強を中心とした計画で、長期滞在で着実に英語力を伸ばしたい方におすすめです。
【期間別】マルタ留学にかかる費用
マルタ留学にかかる費用を、留学の種類と期間別に紹介します。航空券代、学費、滞在費は時期によって大きく変動するため、できるだけ費用を抑えたい場合はオフシーズンを狙って申し込むと良いでしょう。また、長期滞在者向けに学費や滞在費の割引制度を設けている学校もあります。
生活費は、外食の頻度や娯楽にかける費用次第で大きく変わるため、無理なく留学生活を楽しむためにも、ご自分の予算に合った計画を立てることが大切です。
※費用は2024年12月30日現在の為替レートで、ユーロから日本円に換算しております(1ユーロ=約163円)
短期留学|2週間/1カ月間/3カ月間
滞在期間 | 2週間 | 1カ月間 | 3カ月間 (90日) |
---|---|---|---|
ビザ申請費用 | 90日以内の滞在はビザ不要 | ||
保険料 | 約6千円~ | 約1.2万円~ | 約4万円~ |
航空券代 (往復) |
約23万円~ | 約23万円~ | 約23万円~ |
学費 | 6.4万円(390ユーロ)~ | 12.7万円(780ユーロ)~ | 30.3万円(1,860ユーロ)~ |
滞在費 | 4.9万円(300ユーロ)~ | 9.8万円(600ユーロ)~ | 28.4万円(1,740ユーロ)~ |
生活費 (食費・日用品代・交通費など) |
1万円~3万円 | 2万円~5万円 | 6万円~15万円 |
合計 | 約36万円~ | 約49万円~ | 約92万円~ |
2025年よりシェンゲン協定国を訪れる日本国籍保持者はETIAS(欧州渡航情報認証制度)の登録が必要になる予定です。マルタへ渡航予定の場合も最新情報を確認してください。
参考:ETIAS.co.jp, 「マルタのETIASビザ免除」
長期留学|3カ月(91日)以上
滞在期間 | 6か月間 | 1年間 |
---|---|---|
ビザ申請費用 | 4.9万円(300ユーロ) | 4.9万円(300ユーロ) |
保険料 | 約8万円~ | 約17万円~ |
航空券代 (往復) |
約23万円~ | 約23万円~ |
学費 | 60.6万円(3,720ユーロ)~ | 105.6万円(6,480ユーロ)~ |
滞在費 | 54.8万円(3,360ユーロ)~ | 109.5万円(6,720ユーロ)~ |
生活費 (食費・日用品代・交通費など) |
12万円~30万円 | 24万円~60万円 |
合計 | 約163万円~ | 約284万円~ |
マルタ留学でおすすめ学校5選
マルタには多くの語学学校がありますが、その中でも特に人気の高い5校をご紹介します。これらの学校は、それぞれ独自の特徴や強みを持っており、留学の目的や希望に応じて選択可能です。
以下に各学校の特徴をまとめています。ぜひご自分に合った学校選びの参考にしてみてください。
1. Clubclass English Language School
Clubclass English Language Schoolは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいた6段階のレベル別コースを提供しています。各コースは生徒の興味を引き出し、モチベーションを高めるよう設計されており、実用的なコミュニケーション能力の向上に効果的です。
校内はアットホームな雰囲気で、生徒が自宅にいるような快適さを感じられるよう配慮されています。そのため、リラックスできる環境で学習に取り組めるでしょう。また、フィットネスセンターや屋外プールなどの施設も豊富です。
都市 | シウィーイ |
---|---|
クラスの最大人数 | 12名 |
学費 一般英語クラス (週20時間) |
195ユーロ~ (3.2万円) |
ホームページ | https://clubclass.com/ |
2. EC Malta English School
EC Malta English Schoolは、ロンドン・ニューヨーク・ロサンゼルスなどの世界の主要都市にも展開する語学学校です。一般英語はもちろん、アカデミック、ビジネス英語など、コースも豊富にあります。
My ECと呼ばれる学習ツールでは、英語コースを予約後すぐから出発前でも学習開始可能。英語力を可視化し、個人個人に合わせた情報を提供しています。日本人スタッフも在籍しているので、英語初心者でも安心です。
都市 | セントジュリアンズ |
---|---|
クラスの最大人数 | 14名 |
学費 一般英語クラス (週20時間) |
286.50ユーロ~ (4.7万円) |
ホームページ | https://www.ecenglish.com/ja |
3. Easy School of Languages
Easy School of Languages(EasySL)は首都バレッタに位置し、街全体が世界遺産の環境で英語を学べる語学学校です。一般英語からビジネス英語、さらには航空英語といった専門のプログラムなど、コースも豊富に用意されており、初心者から英語の上級資格を目指す人まで、幅広い高品質な英語コースが提供されています。
さらに、同校が採用している学習方法やプログラムは、ヨーロッパ全体でも高く評価されており、その質の高さが特徴です。
都市 | バレッタ |
---|---|
クラスの最大人数 | 12名 |
学費 一般英語クラス (週20時間) |
210ユーロ~ (3.4万円) |
ホームページ | https://www.easysl.com/ |
4. ESE-European School of English
ESE-European School of Englishは、マルタで最も国際的に認められている語学学校のひとつです。25年以上の高品質な教育経験により、幅広い英語学習プログラムを提供しています。さらに、ESEが属するグループには企業向けの上級英語や、国際社会で通用するチームワークやリーダーシップを学ぶプログラムを提供する機関もあり、質の高さがうかがえます。
学校は海辺のリゾート地セントジュリアンに位置しているため、授業後も充実した時間を過ごせるでしょう。
都市 | セントジュリアンズ |
---|---|
クラスの最大人数 | 12名 |
学費 一般英語クラス (週20時間) |
215ユーロ~ (3.5万円) |
ホームページ | https://ese-edu.com/ja |
5. IELS Malta
IELS Maltaは、40年以上の歴史を持つ老舗の語学学校です。レベルと年齢に応じた柔軟なクラス分けが特徴で、初心者から上級者まで6段階のレベルに分かれています。各生徒に最適なクラスを提供するため、定期的に確認が行われるのも魅力です。
また、57カ国もの国籍の生徒が集まるため、英語学習だけでなく豊かな異文化交流の機会も得られるでしょう。
学校はスリーマに位置しています。リゾート地の雰囲気を楽しみつつ、静かな環境で勉強に集中できるでしょう。このバランスの取れた立地も、IELS Maltaの魅力のひとつです。
都市 | スリーマ |
---|---|
クラスの最大人数 | 15名 |
学費 一般英語クラス (週20時間) |
270ユーロ~(4.4万円) |
ホームページ | https://www.iels.school/ |
マルタ留学の学校選びのポイント
マルタ留学の学校選びに役立つポイントを4つ紹介します。
学校選びは、留学の成功を左右する重要なステップです。以下、具体的な選び方のポイントを解説するので、ご自分にぴったりの環境を見つけて、より有意義な留学生活を実現しましょう。
日本人の割合から選ぶ
マルタの語学学校では、日本人の割合は平均で約5%、多くても10%程度とされています。ただし、学校や季節によって異なるため、事前に学校や留学エージェントに確認するのがおすすめです。
特に、英語漬けの環境を望む場合は、日本人が少ない学校を選ぶと良いでしょう。また、日本人は初級クラスに集中しやすい傾向があるため、事前に中級以上の英語力を身につけておくと、日本人と同じクラスになる可能性を減らせます。また、ハイシーズンを避けることもポイントです。
学校の規模から選ぶ
学校の規模は、留学の目的やご自身の英語力に応じて選びましょう。まず、英語学習初心者には、小・中規模の学校がおすすめです。講師やスタッフと距離が近く、アットホームな雰囲気で英語を学べます。
一方、中級以上の学習者には、中・大規模の学校が適しています。より細かくレベル分けされており、英会話や発音、文法、もしくは専門分野など、ご自身の強化したい目的に合った環境で学習できるでしょう。
また、少人数クラスは発言や質問の機会が増える特徴もあるので、クラスの規模感も考慮し、ご自身に合った学習環境を選びましょう。
学習内容や教育レベルから選ぶ
留学の目的に応じて、適切な学習内容や教育レベルの学校を選びましょう。一般的な語学力向上を目指す人にはジェネラルコースが、英語試験対策を希望する人にはケンブリッジ英検やIELTS、TOEFLなどの専門コースがおすすめです。医学や法律など、特定分野に特化したコースを提供する学校もあります。
また、アクティビティが充実している学校では、生きた英語を学べ、会話力向上に効果的です。少人数制や母語禁止のポリシーなど、ご自身の目標に合った特徴を持つ学校を選ぶことをおすすめします。
人気の都市から選ぶ
学校を選ぶ際には、滞在する都市の環境も重要です。以下にマルタの主要な4都市の特徴をまとめました。好みの雰囲気や利便性、費用などを考慮して、ご自身に合った都市を選びましょう。
バレッタ | マルタ共和国の首都。街全体が世界遺産に登録されており、美しい景観を楽しみながら学べます。 |
---|---|
セントジュリアンズ | 昼夜問わず活気あふれる観光地。海沿いのリゾート地でレストランやカフェも豊富です。 |
スリーマ | 海に面した穏やかな雰囲気が魅力。同じリゾート地のセントジュリアンより静かでリラックスできる環境です。 |
ゴゾ島 | マルタ島から船で30分の、中世の街並みが残る自然豊かな島。少人数制のクラスが多いのが特徴です。 |
マルタ留学で選べる滞在方法
マルタ留学では学生寮が最も一般的な滞在方法です。語学学校が運営することが多く、通学に便利な立地が魅力な上、万が一トラブルが起きても学校が対応してくれます。同じ学校に通う留学生と生活を共にするため、国際交流や英語力の向上にも効果的です。
部屋の種類は個室からシェアタイプまで選べ、生活費を抑えたい場合にも適しています。また、家具やWi-Fiが整備されているため、手軽に生活を始められるのもメリットです。
【その他の滞在方法】
- ホームステイ
- フラットシェア
- ホテル
マルタ留学の失敗例|意味のない留学にしないための対策も
マルタ留学の失敗例を3つ紹介します。
英語の勉強のために訪れるはずのマルタですが、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があります。これらの失敗例を知ることで、より充実した留学生活を送るためのヒントが得られるでしょう。また、各失敗例に対する対策も合わせて紹介します。
遊びを優先してしまった
マルタは美しいリゾート地であり、観光や娯楽が充実しています。街全体が世界遺産の首都バレッタや中世の街並みが残るゴゾ島、30基以上の歴史ある巨石神殿など見どころが多く、観光に気を取られやすい面もあるでしょう。
さらに、セントジュリアンズにはバーやカジノ、ショッピングセンターなどがあり、誘惑が多い環境です。リゾート地ならではの雰囲気が勉強の妨げになることもあります。遊びと学びのメリハリをつけ、学校のアクティビティを活用して楽しみながら英語を学ぶのがおすすめです。
日本人とばかり話していた
マルタでは日本人留学生の割合は少ないですが、ゼロではありません。特に英語に自信がないと、つい安心感から日本人とばかり話してしまいがちです。日本人の友達を作るのは心強いですが、せっかくなら他国から来た留学生と積極的に交流してみましょう。
英語を話すのが苦手でも問題ありません。同じ目的を持つ仲間なので、遠慮せず話しかけてみましょう。初級クラスは日本人の比率が高めなので、中級以上を目指して日本で準備しておくのもひとつの手です。
学校を料金の安さだけで選んでしまった
マルタ留学は費用が安い面が魅力のひとつですが、学校を安さだけで選ぶと後悔することがあります。安い学校は郊外にある場合が多く、通学に時間がかかったり、娯楽が少なくモチベーションが下がったりする場合も否定できません。
さらに、授業時間が短かく、コースの選択肢が少ないこともあり得ます。目標や目的に合った環境を選ぶことが大切です。授業料の安さだけでなく、サポート体制や学習環境が目標や目的に合っているか考え、不完全燃焼で帰国することがないように計画的に学校を選びましょう。
マルタ留学に向いている人&向いていない人
これまで、マルタ留学のメリットやデメリット、費用、学校選びのポイントなどを紹介してきました。美しい自然環境や多様な英語のアクセントに触れられるマルタは、海外留学に初挑戦したい人にも魅力的な留学先です。
一方で、都会で生活したい人やアメリカ英語を学びたい人にとっては、マルタ留学は期待とは少し異なるかもしれません。
以下に、マルタ留学に向いている人と向いていない人の特徴をまとめています。マルタがご自身の留学目的や希望の学習環境に合っているか、確認する目安にしてみてください。
マルタ留学に向いている人 | マルタ留学に向いていない人 |
---|---|
|
|