オーストラリアの治安は世界的に見ても良いとされ、凶悪犯罪も少なく、安心して過ごせる国のひとつです。
しかし、日本の治安の良さとは感覚を変える必要があります。世界的に見ても、軽犯罪が日本より少ない国は稀です。例えば、治安の良いオーストラリアでさえ、年間強盗発生率は日本の約20倍あります。(参照WEB:NationMasterオーストラリア・日本の犯罪率比較)
都市で言うと、シドニーやメルボルンなど大都市は観光客や留学生も多く、基本的に安全ですが、夜間の繁華街や人通りの少ない場所ではスリや軽犯罪の可能性が高まります。ブリスベン、アデレード、ケアンズなどは比較的治安が良く、都市の規模と犯罪率は比例しています。
以下、オーストラリアで安心して過ごすために、日本と感覚を変えた方が良い点になります。
防犯意識:自転車やバッグの置き引き、スリ、車上荒らしなど軽犯罪は日本よりかなり多いです。例えば、バッグを近くに置いたままで友人と話す、カフェで席をとるために一時的にバッグなどの持ち物を置いたままにする、ズボンの後ろポケットに財布を入れるなどはしない様にしてください。
夜間の単独行動:夜の街は人通りが少ない場所もあり、暗い路地や繁華街での単独行動は避ける意識が必要です。特に夜間の女性の一人歩きは厳禁と言えます。
貴重品の管理:留学生寮やシェアハウスでは貴重品管理を徹底する習慣が必要です。一緒に住む人が信頼できると思い、目が届くところに財布を置きっぱなしにすることは盗難意識を誘発する可能性につながります。