実際にセブ島で生活してみて感じるのは、物価は日本より確かに安いけれど、想像していたほど安くはないということです。現地の人と同じような暮らし方をすれば支出はかなり抑えられますが、日本と同じ感覚で過ごすと意外とお金がかかります。
地元の食堂なら1食100〜200ペソ(約270〜540円)ほどで食べられ、タクシーの初乗りも40ペソ(約110円)と格安です。こうした日常の部分では「やっぱり物価が安いな」と感じます。一方、ショッピングモールやカフェ、輸入品などを利用すると、日本とあまり変わらない、あるいはそれ以上に高い場合もあります。たとえば、スターバックスのコーヒーは日本とほぼ同じ価格で、スーパーに並ぶ日本製品は1.5〜2倍ほどします。
また、電気代は思った以上に高く驚きました。エアコンを毎日使うと、1か月で3,000〜5,000ペソ(約8,000〜13,000円)になることもあり、年中暑いセブでは扇風機を併用して節約する工夫が欠かせません。
全体的に見ると、ローカル中心の暮らしなら生活費は日本の半分以下で済みますが、快適さや品質を求めると費用は日本と大差ないのが現実です。
