私がセブ島に住んでいて、特に気をつけた方がいいと思ったことは「宗教に関する発言やスラングの使用」です。フィリピンは人口の約8割以上がキリスト教徒で、信仰が生活の一部として深く根付いています。そのため、英語の中でもJesusやGodといった宗教的な言葉を罵りや驚きの表現として使うと、相手に強い不快感を与えてしまうことがあります。
たとえば、ネイティブが冗談で使うような強いスラングや、軽い気持ちで口にする「Oh my God!」といった表現も、セブでは場面によっては失礼に受け取られます。特に英語に慣れ始めた留学生は注意が必要です。海外ドラマやSNSで耳にしたスラングを真似して使いたくなると思いますが、相手や状況によっては誤解を招くことがあります。
フィリピンでは、英語をどれだけ流暢に話せるかよりも、礼儀正しく、相手を尊重した話し方が重視されます。現地の人と良い関係を築くためにも、落ち着いたトーンで丁寧に話すことが大切です。
セブ島では「何を話すか」よりも「どう話すか」が重要です。相手の文化や信仰を尊重する姿勢が、留学生にも求められます。
