カナダの大都市トロントは、ワーキングホリデーで人気の渡航先です。多文化が融合する魅力的な街並み、豊かな自然、充実した福祉制度など、トロントにはワーキングホリデー生を惹きつける魅力あふれる街です。
この記事では、トロントワーキングホリデーの魅力や仕事、費用、充実した過ごし方について詳しく解説します。カナダへのワーキングホリデーを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
トロントワーキングホリデーの魅力
トロントは、ワーキングホリデー先として多くの魅力を持っています。
英語がきれいで学びやすい環境
トロントは、世界的にみてもきれいな英語を話す人が多い都市として知られています。加えて、多文化共生社会であるため、第二言語として英語を学ぶ人も大勢います。
日常的に質の高い英語に触れられる環境は、語学力アップを目指すワーキングホリデー生にとって最適だといえるでしょう。
英語を学ぶために最適な環境が整っているトロントは、ワーキングホリデー先として非常に魅力的です。
治安の良さと過ごしやすい気候
安全に暮らせる環境は、海外生活を送る上で何より重要です。その点、トロントは治安の良さで定評があります。World Population Reviwの発表する「Safest Cities in the World 2024」、つまり世界で最も安全な都市で第6位にランクインするなど、治安の良さでも知られています。
また、トロントは日本と同じく四季のある気候で、春夏秋冬それぞれの表情を楽しめるのも魅力の一つです。
日本人が少なく異文化交流に最適
トロントは、同じカナダのバンクーバーなどと比べると、日本人の比率はそれほど高くありません。現地の人々と交流したり、他国からのワーキングホリデー生と出会ったりするチャンスが多いため、新しい価値観や文化を学ぶには打ってつけな環境です。
そのため、英語の学習だけでなくグローバルな感覚を身につけたい方にもおすすめです。日本人が少ないからこそ、英語を使ったコミュニケーションが必然的に増え、語学力アップにも直結します。
最低賃金が高くワーキングホリデーで稼ぎやすい
生活費を稼ぐために働くワーキングホリデー生にとって、給与水準は重要な関心事でしょう。トロントを含むオンタリオ州の最低時給はC$17.20と、カナダ国内でも2番目の高さを誇ります。
仕事によってはC$20以上の高時給も狙えるので、貯金を考えている人には特におすすめです。費用を抑えながらも、しっかり稼げるのがトロントの魅力だといえます。また、物価が安いわけではないので、高い時給設定はワーキングホリデー生活を支える大きな助けになります。
トロントでおすすめの仕事
ワーキングホリデー先の仕事選びは、充実した海外生活を送るためにもとても重要です。
ホテルフロントスタッフ
トロントのホテルでフロントスタッフとして働くのは、ワーキングホリデー生に人気の選択肢の一つです。予約の対応からチェックイン・アウトの手続き、コンシェルジュ業務など、幅広い仕事内容にチャレンジできます。
接客スキルと同時に、ホスピタリティ業界の経験も積めるのが魅力で、平均時給はC$20前後で、語学力に応じて優遇されるケースもあります。また、ホテル内の社員寮に住めることが多いため、住居費の節約にもなります。
レストランウェイター・ウェイトレス
多国籍な食文化が集まるトロントでは、レストランスタッフの求人も豊富です。日本食店をはじめ、イタリアン、中華、ベトナム料理店など、自分の希望に合わせて職場を選べるのが嬉しいポイントです。
接客だけでなく、キッチンスタッフとして調理のスキルを磨くことも可能で、時給はC$18程度が平均的な水準で、人気店ならC$20以上も目指せます。語学力と接客スキルが身につくだけでなく、幅広い料理の知識も得られるのが魅力です。
カフェのバリスタ
トロントのカフェ文化に興味がある方は、バリスタとして働くのもおすすめです。ラテアートなどの技術を学べるだけでなく、ローカルの人々とコミュニケーションを楽しめるのが魅力となっています。
街中のおしゃれなカフェから、ローカル色豊かな店まで選択肢も広く、自分に合った職場が見つかるはず。時給相場はレストラン同様に最低賃金水準のC$18ほどですが、チップで収入アップも期待できます。コーヒーの知識と英会話力が同時に身につくおすすめの職種です。
観光地のツアーガイド
せっかくトロントに滞在するなら、その魅力を存分に味わいたいと言う方も多くいると思います。現地をよく知るツアーガイドとして働けば、名所巡りを仕事にできてしまいます。
トロントを代表する人気スポットから、穴場まで幅広いルートを担当でき、ガイドとしてのスキルが身につくのも嬉しい点です。英語でのプレゼン力も鍛えられ、時給はC$25前後とかなり高めなことが多いです。
観光業界で経験を積みたい方に特におすすめしたい仕事です。トロントの歴史や文化をより深く知ることができるのも、大きな魅力ですね。
トロントワーキングホリデーの費用
海外生活にはそれなりの出費が伴うもの。事前に費用を把握しておくことで、無理のない計画を立てられます。
ビザ申請料と航空券
ワーキングホリデービザの申請には、合計してC$400ほどの費用が必要になります。書類作成の手間はありますが、申請自体は比較的シンプルです。
渡航に際しては、往復の航空券も必須となります。シーズンによって金額は変動しますが、15万円ほどが一般的な相場となっています。現地での移動も考慮し、可能な限り安く押さえておくのがおすすめです。早めに手配することで、お得な航空券を見つけられる可能性も高くなるでしょう。
海外保険と滞在中の生活費
万が一のトラブルに備えるためにも、海外保険への加入は絶対不可欠です。トロントの場合、1年間の保険料は2~5万円程度が相場となっています。
また、滞在中の生活費は月々10万円ほどみておくのが無難でしょう。家賃や食費などの固定費以外にも、予期せぬ出費のための貯金もしっかりと確保しておくことが大切です。
余裕を持った資金計画を立てることで、ワーキングホリデー生活をより安心して楽しめるはずです。
語学学校の授業料
トロントには質の高い語学学校が多数あり、レベルや目的に合わせて選べるのが魅力です。
授業料は学校や期間によって幅がありますが、3ヶ月で20万円ほどが一般的でしょう。奨学金制度を利用できる学校もあるので、リサーチを怠らないようにすることが大切です。
また、学校のアクティビティに参加することで、他国からの留学生とも交流を深められるでしょう。
充実したトロントワーキングホリデーにするには
折角のワーキングホリデー、思い出深い1年にしたいですよね。そこで、充実した毎日を過ごすためのコツをご紹介します。
現地の友人を作り交流を深める
海外生活で得られる財産の一つが、現地の友人たちです。共通の趣味を通じて仲良くなったり、職場の同僚と親交を深めたりと、交友関係を広げるチャンスは意外と多いものです。
週末に一緒に出かけたり、お互いの文化を教え合ったりしながら、かけがえのない思い出を作っていきましょう。きっと一生モノの絆を得られるはずです。
また、友人たちとの交流は語学力アップにも直結します。積極的にコミュニケーションをとることで、英語力が飛躍的に伸びるでしょう。
カナダの大自然を満喫する
トロントから少し足を伸ばせば、カナダが誇る雄大な自然を堪能できます。ナイアガラの滝やアルゴンキン州立公園など、日本では味わえないスケールの絶景が広がっています。
空き時間を利用して、大自然とふれあう旅に出るのもおすすめです。心身をリフレッシュさせつつ、カナダの魅力を余すところなく吸収できるでしょう。トロントの喧騒から離れ、自然の中で過ごす時間は、新たな発見や学びにつながるはずです。
トロントの食文化を堪能する
グルメの街としても名高いトロントでは、世界各国の料理が味わえるのはもちろん、カナダ名物のプーティンやメープルシロップなど、在住者ならではの美味しさにも出会えます。
エスニックタウンを巡って各国の家庭料理を食べ歩いたり、友人宅で地元料理を振る舞ってもらったりするのもいいでしょう。食を通じて異文化交流を楽しむのも、ワーキングホリデーならではの醍醐味です。
また、自炊する際にも、現地の食材や調理法を取り入れることで、新たな発見があるはずです。
積極的にイベントやアクティビティに参加する
多様性に富んだ街トロントでは、連日さまざまなイベントが開催されています。映画祭や音楽フェス、スポーツ観戦など、興味のある分野のアクティビティに積極的に参加してみるのがおすすめです。
普段は交わることのない地元の人々と出会えるチャンスでもあります。知的好奇心を刺激しつつ、より深くトロントの魅力を知ることができるはずです。
イベントやアクティビティへの参加は、新しい趣味や関心事を見つけるきっかけにもなります。自分の可能性を広げるためにも、積極的に挑戦してみるのが良いでしょう。
まとめ
トロントでのワーキングホリデーは、語学力アップだけでなく、グローバルな視点や多様性への理解を育む貴重な機会となります。
学びと実践を重ねながら、かけがえのない1年を過ごせるのがトロントの魅力です。生活費や準備は決して少なくありませんが、得られるものの大きさを考えれば、チャレンジする価値は十分にあるはずです。
この記事を参考に、もしトロントでのワーキングホリデーに興味がわけば余裕を持って準備を進めてみてください。