オーストラリアの人気留学先であるゴールドコーストは、美しいビーチと温暖な気候、多様な文化が魅力の都市です。
語学学習だけでなく、アクティビティやインターンシップなど、充実した留学生活を送ることができます。一方で、物価の高さや留学費用など、留学を考える上でのデメリットもあります。
この記事では、ゴールドコースト留学の特徴やメリット、デメリット、費用について詳しく解説します。留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゴールドコーストの特徴
ゴールドコーストの特徴について、世界的に有名なビーチリゾート、多彩なアクティビティ、充実した留学プログラムの3つの観点から解説します。
世界有数のビーチリゾート地
ゴールドコーストは、オーストラリア東海岸に位置するクイーンズランド州の都市で、世界的に有名なビーチリゾート地として知られています。
70kmにわたる黄金の砂浜が続き、サーファーズパラダイスやメインビーチなどの美しいビーチがあります。年間を通して温暖な気候に恵まれ、多くの観光客が訪れます。ビーチでは、サーフィンやスイミング、日光浴などを楽しむことができます。
多様なアクティビティでオーストラリアの大自然を体験できる
ゴールドコーストは、ビーチだけでなく、多様なアクティビティを体験できる場所でもあります。
ヒンターランドと呼ばれる内陸部には、熱帯雨林や滝、国立公園などの大自然が広がっています。ブッシュウォーキングやキャニオニング、乗馬などのアクティビティを通して、オーストラリアの大自然を満喫できます。
また、テーマパークも充実しており、映画のテーマパークである「ワーナー・ブラザース・ムービー・ワールド」や、海洋生物をテーマにした「シーワールド」などがあります。
語学学校だけでなくインターンシップやボランティアも充実
ゴールドコーストには、多くの語学学校があり、英語学習に最適な環境が整っています。少人数制の授業を導入している場合も多く、クラスで経験豊富な教師陣から質の高い英語教育を受けることができます。
また、語学学習だけでなく、企業でのインターンシップやボランティアなどのプログラムも充実しています。現地の企業でインターンシップを行ったり、環境保護活動などのボランティアに参加したりすることで、実践的な英語力を身につけることができます。
これらのプログラムは、英語学習だけでなく日本での就活においても非常に有効なアピールポイントとなるでしょう。
ゴールドコースト留学のメリット
ゴールドコーストは観光地としても非常に魅了的な場所ですが、留学先としても非常に魅力が多くあります。
温暖な気候で年中ビーチを満喫できる
ゴールドコーストは、亜熱帯性気候に属し、年間を通して温暖な気候に恵まれています。夏の平均気温は25℃前後、冬でも平均気温は15℃前後と過ごしやすい気候です。
実際に、ゴールドコーストの2023年の月別平均最高気温と最低気温は以下の通りです。
最高気温(℃) | 最低気温(℃) | |
---|---|---|
1月 | 28.5 | 21.0 |
2月 | 28.4 | 21.5 |
3月 | 28.9 | 21.6 |
4月 | 26.2 | 17.6 |
5月 | 22.8 | 13.2 |
6月 | 22.3 | 12.5 |
7月 | 21.9 | 12.5 |
8月 | 23.5 | 14.2 |
9月 | 24.5 | 15.3 |
10月 | 26.0 | 17.7 |
11月 | 26.4 | 19.1 |
12月 | 29.3 | 21.2 |
出典:オーストラリア気象庁
また、年間の晴天日数は300日以上と多く、ビーチでのアクティビティを存分に楽しむことができます。サーフィンやスイミング、日光浴など、ビーチでの過ごし方は自由自在です。日々の勉強の疲れを癒すリフレッシュにもぴったりです。
日本との時差がわずか1時間
ゴールドコーストと日本との時差は、わずか1時間です。
このため、日本の家族や友人との連絡を取りやすく、ホームシックになりにくいというメリットがあります。
また、ゴールドコーストから日本への直行便も運航されているため、アクセスも便利です。長期間留学に行く場合は、休暇を利用して一時帰国することも可能です。時差が少ないことで、これだけ多くの利点があります。
留学生の国籍バランスが良く国際交流に最適
ゴールドコーストの語学学校には、世界各国から留学生が集まります。ヨーロッパ、アジア、南米など、多様な国籍の学生が在籍しており、国籍バランスが良いことが特徴です。
このため、英語を共通言語として、異文化交流を深めることができます。授業だけでなく、課外活動やホームステイ先でも、他国の学生と交流する機会が多くあります。
こういった環境に身を置くことで、グローバルな視点を養い、国際感覚を身につけることができます。
都会すぎず田舎すぎない快適な環境がある
ゴールドコーストは、都会すぎず田舎すぎない、ちょうど良い環境が魅力です。ビーチリゾート地としての賑わいがある一方で、のどかで落ち着いた雰囲気も感じられます。
しかし、日常生活を送る分には必要な施設や店舗が充実しているため、留学生活を快適に送ることができます。また、治安も良好で、安心して生活できる環境が整っています。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした留学生活を送りたい人にぴったりの場所です。
ゴールドコースト留学のデメリット
ゴールドコースト留学には非常に多くのメリットがあります。一方で留学にあたってのデメリットもいくつか存在します。メリットと比較して、自分がゴールドコーストに向いているかを確認することが重要です。
物価が高め
オーストラリアは物価が高い国として知られており、ゴールドコーストも例外ではありません。特に、ビーチリゾート地であるため、宿泊費や飲食費は高めです。レストランでの食事や、アクティビティ参加にもそれなりの費用がかかります。
日本と比べると、生活費全般が高くなる傾向があるため、留学費用の計画を立てる際は注意が必要です。節約を心がけることも大切ですが、留学中の充実した生活を送るためには、ある程度の出費は覚悟しておく必要があります。
観光地のため遊びに流されやすい
ゴールドコーストは、観光地としても人気が高い場所です。多くの観光客が訪れ、華やかな雰囲気に包まれています。
このため、留学生活に集中しづらく、遊びに流されやすいというデメリットがあります。特に、語学学校の授業が終わった後や週末は、ビーチでのアクティビティや観光に誘惑されてしまうことがあります。
留学の目的を見失わないよう、メリハリのある生活を心がけることが大切です。
紫外線対策が必要
オーストラリアは、オゾン層の破壊により、紫外線が非常に強い国です。ゴールドコーストも、年間を通して日差しが強く、紫外線対策が欠かせません。
日焼け止めの使用や帽子・サングラスの着用など、十分な対策を取ることが重要です。日焼けによる肌へのダメージや、熱中症のリスクもあるため、注意が必要です。
特に、ビーチでのアクティビティを楽しむ際は、こまめな休憩と水分補給を心がけましょう。
ゴールドコースト留学の費用
日本に比べ物価の高いオーストラリアでの留学は思った以上に高額となることがあります。
ゴールドコースト留学の費用について、語学留学の期間別費用の目安、生活費の内訳と節約のコツ、奨学金や留学ローンの利用方法の3つの観点から解説します。
語学留学の期間別費用目安
ゴールドコーストへの語学留学の費用は、留学期間によって異なります。短期留学(1~3ヶ月)の場合、語学学校の授業料、滞在費、渡航費を合わせて、おおよそ50万円~100万円程度が目安です。
長期留学(6ヶ月以上)の場合は、それに加えて生活費などを含めると、総額で200万円~300万円以上はかかります。ただし、これはあくまでも目安であり、学校や滞在方法、生活スタイルによって個人差があります。
留学期間 | 費用の目安 |
---|---|
短期留学(1~3ヶ月) | 50万円~100万円 |
長期留学(6ヶ月以上) | 200万円~300万円 |
生活費の内訳と節約のコツ
ゴールドコーストでの留学生活では、滞在費、食費、交通費、通信費、娯楽費などの生活費がかかります。特に、滞在費は費用の大きな割合を占めるため、節約するポイントとなります。
ホームステイやシェアハウスを選ぶことで、滞在費を抑えることができます。また、自炊をすることで食費を節約したり、学生割引を利用して交通費を抑えたりするのも効果的です。娯楽費は、節約しすぎるとストレスがたまるため、適度な範囲で楽しむことが大切です。
まとめ
ゴールドコースト留学は、美しいビーチリゾートでの語学学習と、多様なアクティビティやインターンシップなど、充実した留学生活を送ることができる魅力的な選択肢です。
温暖な気候や日本との時差の少なさ、留学生の国籍バランスの良さなどのメリットがある一方で、物価の高さや観光地としての誘惑、紫外線の強さなどのデメリットもあります。
留学費用については、自分のライフスタイルなどにもよりますが大目に見ておく方が安心です。ゴールドコースト留学を検討する際は、メリットとデメリットを十分に理解した上で、自分に合った留学プランを立てることが大切です。