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カナダ留学が人気の理由とは?基本情報や費用感について解説

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目次
  1. カナダってどんな国?留学する前に知っておきたい基本情報
  2. カナダ英語留学が人気の理由7選
    1. 1.質の高い語学学校や専門学校、大学が多い
    2. 2.世界的に見ても治安が良い地域
    3. 3.多国籍な外国人留学生たちと知り合える
    4. 4.世界第二位の国土の広さ!自然の豊かさを堪能できる
    5. 5.なまりの少ないネイティブイングリッシュが学べる
    6. 6.将来的には永住権の獲得も狙いやすい
    7. 7.留学の選択肢が多いので挑戦しやすい
  3. カナダ留学で失敗しないために!押さえておきたい注意点
    1. 1.冬は寒さがかなり厳しい
    2. 2.日本よりも物価が高い
    3. 3.日本からの距離が遠い
    4. 4.日本人が多いケースもある
    5. 5.環境しだいでは英語が伸び悩む
  4. カナダ留学の費用は安い?内訳と節約のコツをご紹介
  5. カナダ留学で人気の留学先TOP5
    1. 1.トロント
    2. 2.バンクーバー
    3. 3.モントリオール
    4. 4.ビクトリア
    5. 5.カルガリー
  6. カナダ留学に向いている人の3つの特徴
    1. 1.周りに流されずに積極的に行動できる
    2. 2.自主的に計画を立てられる
    3. 3.環境の変化に柔軟に対応できる
  7. カナダ留学を成功させるための留学先選びのコツ
    1. 1.留学の目的・目標
    2. 2.学校の規模と学生数
    3. 3.日本人の留学生率
    4. 4.留学費用
  8. カナダ留学を成功させるなら留学エージェント選びが大切
  9. カナダ留学FAQ
    1. カナダに留学する際の費用はどれくらい必要ですか
    2. カナダの気候について知りたいです。やっぱり寒いですか
    3. カナダ留学でエージェントを使うメリットを教えてください
    4. カナダのワーホリで仕事が見つけられるか不安です
    5. カナダにセカンドワーホリはありますか
    6. Co-op留学について教えてください
    7. 英語が全く話せないのですが、カナダへ語学留学をすることはできますか
    8. 子供をカナダへ留学させて、将来現地の中学校や高校へ入学させることはできますか
    9. カナダでのホームステイで注意することはありますか
    10. カナダの中でどの都市が留学におすすめですか

いつかは海外留学したいと考えている方の中には、北米・カナダという国の教育環境や滞在費用、暮らしやすさについて気になる方も多いのではないでしょうか?

カナダは日本人の間で人気のある留学先のひとつです。一般社団法人 海外留学協議会の調査レポートによれば、2023年に出国した日本人留学生のうちの実に14.5%がカナダに留学しており、これはアメリカ21.9%、オーストラリア19.1%に次ぐ多さとなっています。

本記事では、カナダの基本情報や人気の理由、留学費用の目安や節約方法、人気の留学先、カナダ留学に向いている人の特徴、留学先選びのポイントをご紹介します。

カナダ英語留学の詳細を知って、自分の留学先選びに活かしてみましょう。

引用元:一般社団法人 海外留学協議会|『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』調査レポート2023

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カナダってどんな国?留学する前に知っておきたい基本情報

国際色豊かで自由な風土があり、都会的な生活と広大な自然が両立したカナダは、北米のグローバルスタンダードな英語が学べることに加え、異文化交流や観光も満喫できる国です。

注意すべきポイントは、州ごとに成人年齢や飲酒・喫煙のルールが異なる点です。たとえば、ケベック州以外では公共の場での飲酒や開封済みのお酒の携帯は違法となっています。

留学先の州法やルールについてを学んだ上で、留学生活に備えましょう。

人口 約4,010万人 ※2024年時点
首都 オタワ
言語 英語、フランス語
宗教 キリスト教(53.3%)、無宗教(34.6%)
時差 UTC-3.5(ニューファンドランド)、UTC-8(バンクーバー)
通貨 カナダドル(CAD)
電圧プラグ 120V、プラグタイプA/B
留意すべき法律 飲酒年齢(州による)、飲酒規制、喫煙規制、運転免許の規制

カナダ英語留学が人気の理由7選

カナダは留学先として非常に人気があります。主な理由は以下のとおりです。

  • 質の高い語学学校や専門学校、大学が多い
  • 世界的に見ても治安が良い地域
  • 多国籍な外国人留学生たちと知り合える
  • 世界第二位の国土の広さ!自然の豊かさを堪能できる
  • なまりの少ないネイティブイングリッシュが学べる
  • 将来的には永住権の獲得も狙いやすい
  • 留学の選択肢が多いので挑戦しやすい

このようにカナダ留学の魅力には、質の高い教育環境や安全な生活環境、異文化交流の機会などが挙げられます。それぞれのポイントをチェックしましょう。

1.質の高い語学学校や専門学校、大学が多い

カナダには世界的に評価の高い大学を含む100校以上の大学、170校以上のカレッジが存在します。また、世界中から入学を受け入れている語学学校や専門学校も多いです。

公用語が英語・フランス語のカナダでは、フランス語の学校・コースも充実しています。

また、CAPS-Iのような留学プログラムもあります。この制度では毎年3万人以上の外国人留学生が、小学校〜高校卒業までの期間に高度な教育プログラムを受けているのが特徴です。

教育機関や留学生向けの教育プログラムが充実しているため、幅広い年齢層やさまざまな目的で訪れる留学生が、満足度の高い英語教育を受けることができます。

引用元:EduCanada|カナダ公立学校ガイド 

2.世界的に見ても治安が良い地域

カナダはアイスランドやアイルランド、ニュージーランド、シンガポールなどと並んで世界最高水準の治安のよさを誇ります。2024年版の世界平和指数調査(Global Peace Index)によれば総合順位で11位となっており、これは日本の17位よりも順位が上です。

また、犯罪深刻度指数(Crime Serverity Index)は、1994年〜2014年までの間に下がり続けており、カナダの治安は安定していることが裏づけられます。

とくに治安がいい街として、以下の5つが挙げられます。

  • オタワ: 政府機関が多く、治安が安定している
  • バンクーバー: 自然環境が豊かで、観光地も多い
  • トロント: 多文化共生が進んでおり、外国人にも優しい
  • モントリオール: フランス語圏でありながら、英語話者も多い
  • カルガリー: 住みやすい環境と親しみやすい人々が魅力

国全体として治安がいいカナダですが、留学先によって大きく印象が変わります。留学生活をイメージできる街はどこかという基準で、留学先の街を選ぶのがおすすめです。

引用元:Institute for economics & Peace|Global Peace Index 2024
nesto|Top 15 Safest Cities in Canada

3.多国籍な外国人留学生たちと知り合える

カナダ政府が公開したデータによれば、2023年にカナダに留学しにきた学生の数は100万人以上。日本にはない国際色豊かな環境に身を置くことで、国際感覚を身につけられます。カナダではインド人や中国人、フィリピン人などの外国人留学生の割合がとくに多いです。

加えて、フランス語圏のフランスやモロッコなどからの留学生も多くなっています。

多様な文化に触れる中で、自分にはない価値観と出会いながら成長できるのが魅力です。

引用元:icedmonitor|Canada hosted more than 1 million international students in 2023

4.世界第二位の国土の広さ!自然の豊かさを堪能できる

カナダは国土が広大で、40以上の国立公園や美しい山々、湖が点在しています。バンクーバーやトロントなどの大都会からでも、車で1時間も移動すれば大自然の中でレジャーを楽しめます。加えて、北極圏に近いエリアではオーロラに遭遇するチャンスがあります。

このように、カナダならではの雄大な自然を最大限に楽しめるのも大きな魅力です。

5.なまりの少ないネイティブイングリッシュが学べる

カナダでは北米のキレイな発音の英語を学ぶことができます。人気の留学先であるオーストラリアやニュージランドでは「オーストラリア訛り」と呼ばれる特有英語のクセがある一方で、カナダではグローバルスタンダードな北米の英語に触れられるのが大きな魅力です。

アメリカ・イギリス以外で訛りの少ない英語を学ぶならカナダを選ぶべきでしょう。

6.将来的には永住権の獲得も狙いやすい

カナダ政府の発表によれば、2024-2026年に向けて永住権の受け入れを強化していく予定。カナダ留学を通じて現地でキャリアを築きたい方にとってはとても魅力的です。

具体的には、2024年〜2026年にかけて毎年48万5千人〜50万人の永住者を受け入れ、その後も安定的に永住者を増やしていく計画で、海外移住を目指す方の希望となっています。

将来性も考慮して留学先を選択したい方にとっては、カナダ留学は魅力的な選択肢です。

引用元:カナダ政府公式サイト|Stabilizing Canada’s immigration targets to support sustainable growth

7.留学の選択肢が多いので挑戦しやすい

カナダ留学は一般的な英語の語学留学に加えて、学生ビザで有給インターンに挑戦できるカナダ独自のCoop留学制度、英語と仕事どちらにも挑戦できるワーホリ制度など、多種多様な留学プログラムが準備されており、自分に合った選択肢を吟味できるのが魅力です。

自分の目的と費用対効果に見合った留学方法を見つけてみましょう。

カナダ留学で失敗しないために!押さえておきたい注意点

カナダ留学のメリットについて知ることが重要である一方で、カナダ留学を成功させるためには、いくつかの注意点を想定しておくことも重要です。

  • 冬は寒さがかなり厳しい
  • 日本よりも物価が高い
  • 日本からの距離が遠い
  • 日本人が多いケースもある
  • 環境しだいでは英語が伸び悩む

ここでは、カナダ留学で想定しておくべき注意点について見ていきましょう。

1.冬は寒さがかなり厳しい

カナダの冬は非常に寒く、とくにトロントやモントリオールでは-30℃という厳しい寒さになることも。比較的温暖なバンクーバーでも-10℃前後になります。加えてカナダの冬は4〜5ヶ月と長く、すでに10月頃から気温が氷点下を下回ることも珍しくありません。

そのため、長く厳しい冬に備えた防寒対策や滞在計画を練る必要があります。

2.日本よりも物価が高い

一般的にカナダの物価は日本よりも高めです。とくにバンクーバーやトロントなどの都市部では生活費がかさむことを考慮しておきましょう。

具体的な滞在費用の目安については次の章で解説します。

3.日本からの距離が遠い

カナダは日本から遠く、直行便を利用した東京〜カナダ間の移動には10〜13時間ほどかかります。そのため、長時間のフライトに向けた準備が必要です。

次に注意すべきは日本との14時間の時差です。時差ボケの可能性を考慮しながら到着後の予定を決めましょう。日本にいる家族とメッセージや電話をするにも時差を考慮しなければなりません。加えて、リモートで日本と仕事をする場合にも注意する必要があります。

4.日本人が多いケースもある

カナダはアメリカ・オーストラリアに次いで最も日本人留学生の間で人気がある留学先です。そのため、留学先や語学学校によっては、日本人留学生が多く集まることがあります。

英語環境を求めている方は、日本人が少ない留学先選びが必要になるでしょう。

5.環境しだいでは英語が伸び悩む

環境によっては英語力が伸び悩んでしまうケースもあります。英語力を向上させるためには、積極的に英語を使わなければならない環境に身を置くことが大切です。ホームステイ滞在をすれば、ホストファミリーと交流せざるを得なくなるのでおすすめです。

また、日本人が多い日系のスーパーや飲食店は避け、現地人向けの場所を意識的に選んで通うことで、現地人や他国の留学生たちと交流する機会が得られるでしょう。

カナダ留学の費用は安い?内訳と節約のコツをご紹介

カナダ留学の費用は、滞在都市や滞在方法によって大きく異なります。片道航空券やビザ費用、学費、ホームステイ費などを考慮した期間別の留学費用の目安は以下のとおりです。

  • 1週間:30〜50万円
  • 1ヶ月:70〜90万円
  • 3ヶ月:140〜180万円
  • 6ヶ月:230〜330万円
  • 1年:300万円〜450万円

続いて、以下に主要都市における1年間の留学費用(学費・生活費)は以下のとおりです。

  • トロント: 学費約1,500,000円、生活費約1,200,000円
  • バンクーバー: 学費約1,400,000円、生活費約1,100,000円
  • モントリオール: 学費約1,200,000円、生活費約1,000,000円

留学費用を節約するためには、滞在方法をシェアハウスにする、外食を控える、公共交通機関を利用する、ワーホリやCoop留学制度で就学と労働を両立することも考えましょう。

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カナダ留学で人気の留学先TOP5

留学生の間で人気のあるカナダには、以下のような魅力的な留学先があります。

  • トロント
  • バンクーバー
  • モントリオール
  • ビクトリア
  • カルガリー

各都市の特徴や留学先としての魅力について詳しくチェックしましょう。

1.トロント

トロントはカナダ随一の大都市で、経済・商業の中心地として知られています。

ショッピングモールや娯楽施設が充実しており、14か国語が飛び交う国際都市で、様々な国の人々と交流できます。チャイナタウンやコリアンタウン、リトルインディア、グリークタウンなど、多種多様な民族コミュニティが融合して一つの社会を形成しています。

民族差別や排他的な雰囲気は少ないため、留学生にとっては暮らしやすいでしょう。

語学学校や専門学校、大学などの教育機関が豊富なので留学先に困ることもなく、休みの日には演劇やミュージアム、スポーツ観戦などでリフレッシュできるのも魅力だといえます。

移民が多く国際色豊かな社会が根づくトロントは、はじめてのカナダ留学にぴったりです。

関連記事:トロント留学はなぜ人気?トロント留学の魅力と注意点を解説!

2.バンクーバー

有名な調査で「世界で最も暮らしやすい都市」にノミネートされているバンクーバーは、美しい自然環境と都会的な環境が見事にマッチしており、温暖な気候が魅力。アジア系移民も多く生活している都市であるため、カナダ留学に不安を感じている方にも安心です。

日系スーパーや飲食店をはじめ、アジア系のスーパーや飲食店も充実しています。

また、バンクーバーは公共交通機関が発達しており、バスや電車、フェリー、タクシーなどで気軽にコスパよく移動できるため、日々の通学や観光にも不便しません。

山々や海に囲まれている自然環境が豊かなバンクーバーでは、トレッキングやカヤックなどのアクティビティが楽しめ、各種フェスティバルなどでは文化交流も満喫できます。

東アジア系移民が多く、教育環境と観光資源に恵まれたバンクーバーで、英語学習に観光に国際交流にと、バランスよく留学生活を楽しみたいと考えている方におすすめです。

関連記事:憧れのバンクーバー留学を徹底解説!費用や注意点も紹介

3.モントリオール

モントリオールはカナダで2番目に規模が大きいバイリンガル都市で英語・フランス語が聞こえてきます。「北米のパリ」と形容されるヨーロッパ風の美しい街並みが魅力で、それに加えて、音楽・芸術・文化といったアーティスティックな建物やイベントが豊富です。

カナダ国内の中でも治安のいい街として知られるモントリオールは、英語・フランス語に加えて、ハイレベルな芸術に間近に触れられる魅力的な都市だといえます。

ほかの街よりも日本人が少ない街なので、留学生活や現地人との交流に集中できます。

4.ビクトリア

ビクトリアは、バンクーバー島の南端に位置するイギリスの街並みが色濃く残る街です。カナダ国内で最も温暖な街として知られており、シーズン中には多くの観光客が訪れます。温暖な気候と美しい景観が魅力の都市で、国際的な環境でカナダ留学できるのが魅力です。

これまで紹介してきた大都市と比べるとコンパクトな都市で三方を海に囲まれ、緑豊かな街であるビクトリアは、カナダ人の割合が多く現地の文化を学ぶのにうってつけです。

英国風情を感じられる風光明媚な街でマイペースに留学したい方におすすめだといえます。

5.カルガリー

カルガリーは、カウボーイ文化が根付く都市で晴れの日が多く、自然環境も豊かです。また、州税が0%なので、生活費をおさえながら英語漬けの生活を送りたい方におすすめ!日本人や日本のコミュニティが少ない点がハードルですが、英語能力や異国での会話能力をのばしたいと考えている方にとっては、大都市よりも魅力的な選択肢といえるでしょう。

日本人が少ない環境で現地の文化・人間関係にどっぷりと浸かりたい方におすすめです。

カナダ留学に向いている人の3つの特徴

カナダ留学を考えるにあたっては、留学との相性について考えることが重要です。自主性や計画性、適応能力の有無など、カナダ留学に向いている人特有の資質があります。

ここでは、カナダ留学に向いている人の特徴と何が求められるのかを確認しましょう。

1.周りに流されずに積極的に行動できる

自分から積極的に行動できる人は、留学生活を充実させることができます。留学中にはさまざまな誘惑があります。そんな中で、目的意識をもって学習・行動できることが重要です。

また、学校や現地でさまざまな人間と積極的に交友関係を築き、みずから積極的に情報収集する努力も大切です。主体的に行動してカナダ留学を楽しみましょう。

2.自主的に計画を立てられる

カナダ留学の期間は人によってそれぞれですが、留学できる期間は決まっています。大学進学や現地就職などの人生の目標を達成するために、自主的に留学中の計画を立てましょう。

カナダ留学中は書類の提出や銀行口座の開設、学校のスケジュール管理など、自主的に計画して行動することで、深刻なトラブルを避けながら留学生活を満喫できます。

このように、留学生活や学習計画を立てられる人は、より効果的に学べます。

3.環境の変化に柔軟に対応できる

新しい環境に適応できる柔軟性を持った人は、留学生活を楽しむことができるでしょう。

カナダ留学中には、クラス替えや引っ越し、就職など、周囲の環境が目まぐるしく変わります。そんな環境の変化に柔軟に対応できる人ならカナダ留学を楽しめるはずです。

変化のタイミングで環境への適応を前向きに捉えられる人に向いています。

カナダ留学を成功させるための留学先選びのコツ

カナダ留学を成功させるための留学先選びには、以下の4つのコツが挙げられます。

  • 留学の目的・目標
  • 学校の規模と学生数
  • 日本人の留学生率
  • 留学費用

それぞれのコツについて確認して、留学先・学校選びの参考にしましょう。

1.留学の目的・目標

カナダ留学の目的は英会話能力の向上や進学、就職、英語資格の取得など、人によってさまざまです。他人の意見に流されずに目的に沿った留学先選びが重要だといえます。英会話コースのみの学校にするのか、資格取得も目指せる学校にするのかを考えましょう。

2.学校の規模と学生数

カナダにある語学学校は大きく分けて大規模校(400名以上〜)と中規模校(100〜400名)の2種類があり、前者は1クラス15名程度、後者は1クラス10名程度です。

大人数でより多国籍な雰囲気で学びたいなら大規模校、小人数のアットホームな雰囲気で学びたいなら中規模校といったように、目的や好みに合わせて学校を選びましょう。

3.日本人の留学生率

日本人の間で人気のあるカナダでは、日本人留学生の多い語学学校も存在します。日本人が多ければ多いほど心強い一方で、日本語に頼ってしまうというデメリットがあります。

カナダ留学中はできるだけ英語環境に自分の身を置きたいと考えている方は、事前にリサーチして日本人留学生の比率が15%未満の語学学校を選ぶといいでしょう。

4.留学費用

カナダ留学の懸念点は、留学費用ではないでしょうか?留学費用は滞在する街や学校選び、留学方法(ワーホリやCoopなど)、滞在方法(ホームステイ)によって前後します。

学費や滞在費を安くするなら大都市を避けて、ホームステイするのがおすすめです。

予算感と想定される留学費用を照らし合わせながらカナダ留学方法を考えましょう。

カナダ留学を成功させるなら留学エージェント選びが大切

この記事では、カナダ留学の魅力や注意点、費用感、おすすめの街、カナダ留学に向いている人、留学先の選び方など、知っておきたい基本情報をまとめました。

カナダ留学中は、北米のグローバルスタンダードなキレイな英語・フランス語を学べるだけでなく、雄大な自然と都会的な街並みが調和した環境で充実した留学生活を送れます。

留学費用は期間や目的によって異なりますが1年間で300万円〜450万円が目安です。ワーホリや Coop制度、ホームステイなどを有効活用すればさらに節約できます。

カナダには留学生が多く、受け入れ先の学校の種類も多種多様で、自分に合った留学先選びをするのは至難の業です。後悔しないカナダ留学を実現するためには、留学サポート実績・経験が豊富なプロの留学エージェントを有効活用するのがおすすめです。

経験豊富なコンサルタントに相談して、カナダ留学の不安や疑問を解消しましょう。

カナダ留学FAQ

カナダ留学についてよくある質問に回答します。参考になさってください。

カナダに留学する際の費用はどれくらい必要ですか

カナダ留学に必要な費用はプログラムや滞在期間によって異なりますが、語学留学で半年なら150〜200万円、高校や大学進学では年間300万円前後を見込んでおくと安心です。

語学学校の授業料は1か月あたり10〜15万円で、6か月通うと70〜100万円ほどになります。加えて家賃・食費・交通費といった生活費が月10〜15万円、半年で60〜90万円程度かかります。

高校留学の場合、公立校は年間150〜180万円程度で、私立校はそれ以上になるケースが一般的です。大学に進学する場合は授業料だけで年間200〜300万円程度が必要で、専攻分野によってさらに費用がかかることもあります。

都市による物価差も大きく、特にトロントやバンクーバーは生活費が高めの傾向があります。

短期の語学留学なら数十万円で実現できる一方、半年から1年の留学では数百万円規模の費用を準備する必要があります。留学の目的や都市によって必要な額は変わるため、早い段階で具体的な見積もりを取り、現実的な資金計画を立てることが成功につながります。

カナダの気候について知りたいです。やっぱり寒いですか

カナダの気候は地域によって大きく違いますが、日本と比べるとやはり寒いと感じる方が多いと思います。特に冬の気温や雪の量、雨の日の多さなどで生活の印象が大きく変わるため、留学先を選ぶ際には都市ごとの特徴を知っておくことが大切です。

例えば留学先として人気のバンクーバーは、年間平均気温が約10℃とカナダの中では温暖な地域です。雪はあまり降らず、冬でも0℃前後の日が多いので極端に冷え込むことは少ないですが、その代わりに雨の日が続きやすく「レインクーバー」と呼ばれることもあります。

一方、トロントは年間平均気温が7〜8℃ほどで、冬は氷点下の日が長く続き、-10℃を下回ることもあります。雪の日も多いですが、夏は30℃近くまで上がるため、四季の移り変わりをしっかり感じられる都市です。

気候を重視して留学先を選ぶなら、温暖で雪が少ないバンクーバーやビクトリアが人気ですし、反対に雪国らしい環境や四季のはっきりした気候を体験したい方には、カルガリーやモントリオールといった都市もおすすめです。留学目的や生活スタイルに合わせて都市を選ぶことが、快適な留学生活につながります。

カナダ留学でエージェントを使うメリットを教えてください

カナダ留学でエージェントを利用することには、多くのメリットがあります。特に初めての留学や親子留学、未成年の渡航では、留学エージェントを使用することが大きな安心につながります。

まず、学校選びの幅が広がる点が挙げられます。カナダには数多くの学校があり、個人で情報を集めて比較するのは容易ではありません。エージェントを通せば、目的や条件に合った複数校を提示してもらえるため、自分に合った学校を効率的に見つけることができます。

さらに、ビザ申請のサポートを受けられるのも大きな利点です。申請書類は英語での対応や細かな条件が求められますが、エージェントが代行してくれることで不備や手続き遅延のリスクを減らせます。

また、現地でのサポート体制が整っているのも安心材料です。多くのエージェントは現地オフィスを持っていたり、現地エージェントと提携しているため、渡航後にトラブルがあっても気軽に相談できる環境が用意されています。特に未成年の場合は手続きや滞在先の手配が複雑になるため、専門的なサポートがあることで負担を大きく減らし、安全に留学を実現できます。

カナダのワーホリで仕事が見つけられるか不安です

まず大切なのは、自分がどのような仕事に就きたいかをはっきりさせることです。例えば、カフェやレストラン、販売などの接客業であれば、日常会話レベルの英語力でも採用されるケースがあります。

一方で、現地企業でのオフィスワークや専門職となると、英語でのビジネス対応に加えて、即戦力となるスキルや経験が求められるため難易度は高くなります。事務職なら英語での電話対応やメール作成が難なくできること、ITやマーケティング職なら実務経験や資格があることが条件になる場合が多いです。

また、ワーホリビザは最長1年間と限られているため、企業側から見れば「短期間で戦力になれる人材」が望まれます。そのため、仕事探しを始めるタイミングも非常に重要で、どんなに遅くとも6か月以上ビザの有効期限を残した状態で行動を始めることをおすすめします。

残り期間が短いと企業に敬遠されやすくなるため、早めに準備を進めることが大切です。自分のスキルや英語力を客観的に見つめ、企業にとって自分がどう役立てるかを考えることが仕事探しの成功につながります。

カナダにセカンドワーホリはありますか

カナダには「セカンドワーホリ」にあたるROビザ(Recognized Organizationビザ)があります。通常のワーホリは一度のみで、かつ年齢制限が30歳までですが、ROビザでは35歳まで応募できる点が大きな違いです。

プログラムには「学校あり」と「学校なし」の2種類があり、前者は語学学校への就学を組み合わせる形、後者は就労を中心としたプランを選ぶ形となります。

応募条件は、申請時に18〜35歳であること、有効な日本のパスポートを保持していること、渡航直後の生活を支えられる資金(目安2,500カナダドル以上)の証明、そして滞在期間をカバーする医療保険への加入です。

申し込みはカナダ政府に認定された団体(RO)を通じて行う必要があります。方法は2通りあり、ひとつは留学エージェントを通して申請する方法で、枠を確実に確保できる安心感がある反面、費用が高くなる点がデメリットです。
もうひとつは自力でRO団体に直接申請する方法で、費用を抑えられる一方、情報収集や書類準備をすべて自分で行う必要があり、難易度が高い傾向があります。

Co-op留学について教えてください

Co-op留学とは、カナダのカレッジで授業と有給インターンシップを組み合わせて学べる就学プログラムです。

最大の特徴はCo-opビザを取得することで、授業期間と同じだけ現地企業で働ける点にあります。学んだ知識を実際の職場で活かせるため、英語力の向上とキャリア形成の両方につながるのが大きなメリットです。

専攻分野としてはホスピタリティ、ビジネス、IT・デジタルマーケティングなどが人気で、いずれも求人需要が高く留学生にとって挑戦しやすい分野です。

一方で注意点もあります。授業で学んだ分野と異なる職種では就業が認められません。例えばビジネスを専攻している学生が飲食店で働くことは原則できません。

また、現地での仕事探しは基本的に自分の力で行う必要があり、応募や面接、履歴書の準備をすべて英語でこなす大変さに直面する学生も多いです。加えて、基準の英語力を満たさなければ入学が認められない場合もあります。

留学先としてはバンクーバーやトロントが人気で、学校や企業の数が多く、多国籍な環境で学びながら実践経験を積める点が大きな魅力です。

英語が全く話せないのですが、カナダへ語学留学をすることはできますか

英語が全く話せなくてもカナダで語学留学を始めることは可能です。

多くの語学学校では入学初日にレベルチェックテストが行われ、その人の実力に応じたクラスに振り分けられます。そのため、全く英語ができない状態で高いレベルのクラスに入れられることはなく、同じように初歩から学ぶ留学生と一緒に学べるので安心です。

大切なのは、自分がどのレベルまで到達したいのかを明確にしておくことです。語学学校では通常6〜8段階にレベル分けされ、1レベル上がるのに約8〜12週間が目安です。例えば、A1(超初級)から日常会話ができるB1に到達するには6か月〜1年ほどかかり、費用も授業料・滞在費を合わせて100万〜200万円程度が必要になります。

留学中に目標まで到達できる時間や費用が確保できない場合は、あらかじめ日本で英語学習をする必要があります。そうすることで、入学時のクラスがより上のレベルから始められ、結果的に目標に近づくスピードが速まり、期間と費用の節約につながります。

英語力ゼロからでも留学は可能ですが、渡航前の準備次第で大きな差が出ます。目標・期間・予算を明確にすることが成功への鍵です。

子供をカナダへ留学させて、将来現地の中学校や高校へ入学させることはできますか

お子様がカナダの公的教育機関で継続的に学ぶことは実現可能です。ただし、現地校に通うためには制度や手続きをきちんと理解して準備する必要があります。

まず必要になるのは学生ビザです。半年以上の就学を希望する場合、必ず申請が求められます。加えて、保護者が一緒に滞在できない場合は、現地で後見人を立てることが義務付けられています。
入学に際しては、成績証明書や予防接種記録などの提出が必要となり、英語力が十分でない場合はESL(英語補習クラス)を受講してから正規クラスに進む仕組みも整っています。

注意点としては手続きや制度が州ごとに異なるため、正確な情報収集と計画的な準備が必要です。この分野で豊富な実績を持つエージェントに相談することで、学校選びや留学手続きがスムーズになり安心です。

留学先としては、教育環境やサポート体制が整ったオンタリオ州やブリティッシュコロンビア州が特に人気です。さらに、親元を離れて寮生活を送るボーディングスクールという選択肢もあり、自立心を養える点も注目されています。

制度を正しく理解し信頼できるサポートを得ながら準備を進めれば、カナダでの中学・高校進学は十分に可能です。

カナダでのホームステイで注意することはありますか

カナダでのホームステイで注意すべき大切な点は、ホストファミリーは必ずしも白人家庭ではないという点です。「カナダは移民の国である」ことを理解しておくことが必要です。

カナダは歴史的に多くの移民によって築かれた国であり、現在でもアジア系、南米系、アフリカ系など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々がカナダ人として生活しています。そのため、ホストファミリーも必ずしも「白人の家庭」ではなく、多文化的な家庭であることが一般的です。

カナダで留学カウンセラーをしていた際によく受けた質問が「なぜホストファミリーが移民なのですか?」というものでした。発音に訛りがあったり、食事がその家庭のルーツに基づいた料理だったりして、「想像していたカナダらしさ」と違うと感じる学生もいました。しかし、そうした家庭もカナダ社会の一部であり、立派なカナダ人です。むしろ、それこそが多文化国家カナダの特徴であり、貴重な体験と捉えるべきです。

また、日本のように「察してくれるだろう」という文化は通用しにくいため、分からないことや要望があればきちんと伝える姿勢が求められます。

ホームステイは語学だけでなくカナダの多文化を肌で学べる貴重な機会です。相手を尊重することが、充実した滞在につながります。

カナダの中でどの都市が留学におすすめですか

カナダでの留学先として最もおすすめできるのはバンクーバーとトロントです。この2都市は留学先として人気・実績ともに高く、安心して学び、さらに働ける環境が整っています。

バンクーバーとトロントには語学学校やカレッジが集中しており、一般英語から試験対策、ビジネス英語、Co-opプログラムまで幅広い選択肢があります。特にCo-op留学は「学びながら働く」ことが前提ですが、この2都市では企業側が留学生を受け入れることに慣れており、現地での就労機会が豊富です。

さらに多国籍な環境で、世界中から集まる学生と切磋琢磨できるのも魅力です。生活面でも交通の便や就労先の数、留学生サポートの手厚さなど、大都市ならではの安心感があります。

また、カルガリーやビクトリアは落ち着いた環境で学びたい方に適しており、日本人が少ない分、現地の人と交流しやすいのが特徴です。モントリオールはフランス語が公用語であり、英語に加えてフランス語にも挑戦できる点がユニークです。

「幅広い学校と就労環境を求めるならバンクーバー・トロント」「静かな環境で集中したいならカルガリー・ビクトリア」「英語+フランス語ならモントリオール」と、自分の目的に合わせて選ぶのがポイントです。

執筆者:カズキ@ライター

留学、旅行からビジネスまで幅広い分野を執筆するライター。ロシアを中心に渡航歴30カ国。
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