美しい自然や豊かな文化で知られるアイルランドは、ワーキングホリデーの行き先として年々注目を集めています。日本とアイルランドのワーキングホリデー制度は2007年にスタートし、2025年には年間800のビザが発給されるまでになりました。
陽気でフレンドリーな国民性が特徴のアイルランドは、海外での新しい生活に挑戦したい人にとって安心感のある国といえるでしょう。また、IT分野での成長が目覚ましいアイルランドは、スキルを活かして働きたい人にもおすすめの渡航先です。
本記事では、アイルランドのワーホリビザの申請方法や費用、仕事探しのポイントから、ワーホリに落ちた時の対策まで詳しく解説しています。アイルランドでの新たな挑戦に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
国名 | アイルランド(Ireland) |
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面積 | 7万300㎢(北海道の約8割強) |
首都 | ダブリン |
通貨 | ユーロ(€) |
公用語 | ゲール語(アイルランド語)、英語 |
時差 | 日本が9時間進んでいる (サマータイム時は8時間) |
フライト時間 | 約19時間~24時間 |
※本記事の情報は、2025年1月26日時点のものです。特に入国条件やビザに関する情報は、常に最新のものを確認してください。
アイルランドのワーホリの倍率は高い? 応募条件や申請の流れを知ろう
アイルランドのワーキングホリデーの倍率は公表されていません。また、ビザの発給は毎年2回行われる抽選により決定します。申請前には応募条件をしっかり確認し、手順に沿って申請を進めましょう。
なお、応募条件や申請の流れは変更になる可能性があります。最新情報は、アイルランド大使館の公式サイトで確認してください。
ワーホリビザの応募条件
- 日本国籍を有していること
- 申請時に日本に住んでいること
- 日本の有効なパスポートを所持していること
- 最長12カ月間、休暇を目的にアイルランドに滞在すること
- 申請書が受理される時点で18歳以上、30歳以下であること
- 配偶者や扶養家族を同行しないこと(配偶者や扶養家族に申請資格がある場合を除く)
- 往復の航空券、またはそれを購入できる資金を所持していること
- 滞在中の生活費を賄える十分な資金があること(最低50万円以上)
- 過去にワーキングホリデーでアイルランドに渡航した経験がないこと
- 滞在期間中に有効な海外旅行保険に加入すること
- 健康であること
- 犯罪、薬物、入国拒否や出国命令(他国含む)の経験がないこと
ビザ発給数 | 800名 |
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対象年齢 | 18歳~30歳 |
申請費用 | 16,200円 |
滞在できる期間 | 最長12カ月間 |
学校に通える期間 | 制限なし |
仕事ができる期間 | 39時間/週まで |
ビザの発給にかかる時間 |
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ワーホリビザの申請受付期間&渡航時期
アイルランドのワーホリビザの発給は、先着順ではなく抽選制で行われます。2025年の抽選のチャンスは2回です。それぞれ申請時期や対象の渡航時期が決められているため、ご自分の予定と照らし合わせて該当の申請期間に間に合うよう準備を進めましょう。
2025年の申請期間 | 対象の渡航時期 | |
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1回目 | 2025年1月15日(水)~2025年2月7日(金) | 2025年9月30日まで |
2回目 | 2025年7月15日(火)~2025年8月1日(金) | 2025年10月1日以降、 2026年3月20日以前 |
なお、渡航日については、申請許可のE-mailで案内される「補足申請フォーム」に記載する日程が最終決定となります。また、1回目の抽選で当選した場合は、2025年9月30日までの出発が原則な点に注意しましょう。
ワーホリビザの申請方法
以下は、アイルランドのワーホリビザの申請方法です。全5ステップで紹介しているので、実際に申請する際は参考にしてみてください。
Step1 | 応募条件を満たしているか確認する |
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Step2 | 申請受付期間を確認する |
Step3 | 申請書の必要事項を入力し、E-maiで提出する ※この段階では写真を添付する必要はありません |
***** 審査中 ***** ※申請許可のE-mailを受け取ったらStep4へ進んでください |
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Step4 | 必要書類を書留で郵送する(以下11点)
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Step5 | ワーキング・ホリデー・オーソリゼーション(許可証)が発給される |
Step4の郵送する必要書類については、英文の履歴書や航空券の手配などのご自分で用意できるものだけでなく、卒業証明書や残高証明書など手元に来るまで時間かかる書類もあります。申請許可のE-mailを受け取ったらすぐに書類を提出できるよう、事前に準備しておきましょう。
アイルランド入国後に必要な手続き
アイルランドに入国したら、まず期限内に「在留登録」を行いましょう。そして、仕事が決定したら「社会保障番号の取得」や「税務署への登録」も必要です。
以下に、各手続きの手順をまとめているので、忘れずに行いましょう。
在留登録(外国人登録)
アイルランドに入国後、滞在許可スタンプの期限内に登録することが義務付けられています。登録を行わないと、90日以上の滞在や就労ができないため、早めに登録し、在留カード(IRP)を取得しましょう。
【申請場所】
- ダブリン:Burgh Quay Immigration Registration Office
※事前のオンライン予約が必要です - ダブリン以外:地域の警察署本部
※最寄りの警察署を確認してください
【必要書類】
- パスポート
- 住所証明
- ワーホリの許可証
- 海外旅行保険の証明
- 登録料300ユーロ
社会保障番号の取得(仕事が決まった後)
アイルランドで仕事が決まったら、PPSナンバー(Personal Public Service Number)を取得しましょう。PPSナンバーとは、社会福祉サービスの利用や税金の支払いのために必要な番号です。MyWelfareのアカウントを登録し、必要書類を提出しましょう。
【必要書類】
- 身分証明書(パスポート、IRPカード)
- PPSナンバーが必要な理由(例:Starting employment)
- 住所証明(雇用主に発行してもらうジョブレターに記載あり)
税務署への登録(仕事が決まった後)
税務署(Revenue)でPPSナンバーの登録を行いましょう。RevenueのmyAccountよりMyGovIDでログイン、もしくはアカウントを作成して登録を開始できます。この登録により、収入に沿った正しい税金を納めることが可能です。
【手順】
- 雇用主にご自分のPPSナンバーを提示する
- Revenueに必要事項を登録する
※employer’s tax registration numberは雇用主に確認すれば教えてもらえます
アイルランドのワーホリが魅力的な5つの理由
アイルランドのワーキングホリデーが魅力的な理由を5つ紹介します。ワーホリ先にはイギリスやカナダ、オーストラリアなど他にも人気の国があるため、どの国に行くか迷っている人もいるでしょう。
アイルランドには以下のような魅力があふれています。ぜひワーホリ先選びの参考にしてみてください。
1. 日本人が少ない環境で英語を学べる
アイルランドは他のワーホリ先に比べて日本人が少なく、英語漬けの日々を送りたい人にぴったりの環境です。日本人の割合は時期にもよりますが、全体の5%〜10%程度と言われています。
ヨーロッパや南米、アジア各国から訪れる人が多く、日本語を話す機会が自然と減るため、英語を使わざるを得ない状況に身を置けるでしょう。
また、日本人に対するイギリスやカナダ、オーストラリアのワーホリビザの発給数が年間6,000人を超えるのに対し、アイルランドのビザ発給数が800人であることからも日本人が少ないことがわかります。
さらに、少人数制の学校を選べばクラスメイトや講師と密なコミュニケーションが取れ、より効果的に英語力を伸ばせるでしょう。
2. 豊かな自然と歴史に触れられる
アイルランドには、豊かな自然や長い歴史に触れられる魅力があります。「エメラルドの島」とも称されるアイルランドは、どこまでも広がる緑の風景や、神秘的な湖、断崖絶壁の海岸線など、息をのむような自然が特徴です。
また、ケルト文化を感じられる遺跡や中世の城、壮大な大聖堂など、歴史的建造物も数多く点在しています。これらを観光することで、現地の自然や文化に直接触れられ、学びの幅も広がるでしょう。
自然や歴史ある環境の中で生活したい人にとって、アイルランドはまさに理想的な環境です。
3. 治安が良い
アイルランドは、世界の中でも治安が良い国のひとつです。どれだけ安心して暮らせるかを示した2024年の世界平和度指数では、日本が17位だったのに対し、アイルランドは2位にランクインしました。
アイルランドの人々は親しみやすく、ユーモアあふれる国民性としても知られています。そのため、はじめて海外生活に挑戦する人でも安心して生活を始められるでしょう。
ただし、どんな国でも防犯意識を持つことは不可欠です。夜間の一人歩きを避ける、危険な地域には近づかない、貴重品には目を離さないなどの基本的な対策は必ず徹底しましょう。
4. 気軽にヨーロッパ旅行ができる
アイルランドからは、ヨーロッパ各国への旅行が気軽にできます。
ロンドンやパリなど、ヨーロッパの主要都市には約2時間でアクセス可能で、格安航空会社(LCC)を利用すれば、手頃な価格で航空券を手に入れることが可能です。週末の休みを利用して気軽に他国を訪れられるので、より多くのヨーロッパの文化や観光地を体験できるでしょう。
ただし、イギリスへの旅行にはETA、シェンゲン加盟国への旅行にはETIAS(※)のような電子渡航認証の事前申請手続きが必要です。最新の入国条件をチェックしながら、ヨーロッパ旅行を満喫しましょう。
※ETIASは2025年より導入が予定されていますが、2025年1月26日時点でまだ開始されていません。
5. アイルランドの伝統や文化を楽しめる
アイルランドはケルト文化が色濃く残る国で、伝統音楽や行事、遺跡などアイルランド特有の文化を楽しめます。音楽好きなら、ハープやティンホイッスルなどの楽器が奏でるアイリッシュミュージックは外せません。
パブ文化もアイルランドの特徴で、地元の人々と交流しながら伝統的な料理やお酒を楽しむことができます。
さらに、ハロウィンの起源である「サウィン祭」、町中が緑色に染まるアイルランド最大のお祭り「セント・パトリックス・フェスティバル」などのイベントを通じて、現地の歴史や伝統に触れることも可能です。
アイルランドでしか味わえない特別な体験は、あなたのワーホリ生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。
アイルランドのワーホリで稼げる? できる仕事や最低時給をチェックしよう
アイルランドのワーキングホリデーで稼ぐためには、英語レベルに合わせたできる職種や探し方をあらかじめ知っておくことが大切です。最低時給や物価も紹介しているので、アイルランドでの仕事探しの参考にしてみてください。
【英語レベル別】アイルランドでできる仕事
以下では、アイルランドのワーホリでよく選ばれる職種を、英語のレベル別ごとに紹介しています。ご自分の英語レベル以上の仕事に挑戦したい場合は、具体的な目標を立て、日本で英語学習に取り組んでおくことが大切です。その努力が、より充実したワーホリ生活につながるでしょう。
英語レベル | 職種 |
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初級 |
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中級 |
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上級 |
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アイルランドでの仕事の探し方
アイルランドのワーホリで仕事を探す方法は、主に以下の通りです。
- 日本語対応の求人サイト(MixB)
- 現地の求人サイト(irishjobs.ie、Jobs.ie、Indeedなど)
- 留学エージェントや語学学校の掲示板
- フリーペーパーや新聞
- 友人からの紹介
- 店舗への直接飛び込み
- インターンシッププログラムへの参加など
英語に自信のない場合は日本語対応可能の求人サイトで探すと、日本語を活かせる仕事が見つかるかもしれません。
一方で、英語力の向上を目指すなら、現地の求人サイトから応募したり、現地のお店に飛び込んでみたりして、完全に英語環境で働いてみるのがおすすめです。ただし、英語力を求められる仕事は少なくとも中級レベル以上の英語力が必要なので、日本で事前にしっかり準備しておきましょう。
アイルランドの最低時給&物価
アイルランドでは、20歳以上の最低時給が13.5ユーロで、日本円に換算すると約2,200円です。一方、日本(東京)の最低時給は1,163円で、アイルランドの方が約2倍高いことがわかります。
最低時給で週39時間働いた場合の月収は、アイルランドは約2,106ユーロ(約34万5,000円)なのに対し、日本(東京)は約18万円と大きな差が生じていることがわかるでしょう。
しかし、最低時給が高いアイルランドは物価も高く、例えば首都ダブリンの物価は東京と比べて約44%高いというデータもあります。
以下では、両都市の物価を比較してまとめました。アイルランド生活で貯めるべき貯金額の参考にしてみてください。
アイルランド(ダブリン) | 日本(東京) | |
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ランチ(ドリンク付き) | 18ユーロ (約3,000円) |
1,056円 |
ファーストフードのセット | 11ユーロ (約1,800円) |
826円 |
卵(大・12個入り) | 5.07ユーロ (約830円) |
325円 |
コカ・コーラ(2リットル) | 3.19ユーロ (約525円) |
206円 |
1カ月の光熱費 (45㎡の1人暮らし) |
151ユーロ (約2万5,000円) |
15,623円 |
公共交通機関の1カ月定期 | 78ユーロ (約1万2,800円) |
9,120円 |
参考:Expatistan 「Cost of living in Dublin (Ireland) is 44% more expensive than in Tokyo (Japan)」(参照:2025-01-26)
※2025年1月26日現在のレートで、ユーロから日本円に換算しております(1ユーロ=約164円)
【就学期間別】アイルランドのワーホリでかかる費用
アイルランドのワーキングホリデーでかかる費用の目安は、約219万円〜299万円です。しかし、現地で仕事をする場合は、費用の一部を給料で賄えます。
ご自身が語学学校に行きたい期間や働きたい期間によっても必要な貯金額は変わるため、以下の「渡航前にかかる費用」と「就学期間別の現地でかかる費用」、そして得られる収入を参考に計画を立ててみましょう。
※2025年1月26日現在のレートで、ユーロから日本円に換算しております(1ユーロ=約164円)
渡航前にかかる費用
アイルランドのワーホリで渡航前にかかる費用は以下の3項目です。最低34万円の費用が掛かりますが、海外旅行保険の内容や渡航時期、選ぶ航空会社によっても費用は変動します。
また、ビザ申請時には上記に加えて50万円以上の残高が銀行口座にあるかの証明も必要です。渡航前に支払う費用以外に、銀行口座に残しておくべき費用があることも知っておきましょう。
ビザ申請費用 | 16,200円 |
---|---|
海外旅行保険料 | 約17万円~ |
航空券代(往復) | 約15万円~ |
合計 | 約34万円~ |
現地でかかる費用と得られる収入
アイルランドのワーホリで、現地でかかる費用と得られる収入は以下の通りです。
- かかる費用:約185万円〜265万円
- 得られる収入:約210万円〜415万円(6か月間以上働いた場合)
かかる費用については、学校や住むエリア、物件などで大きく変動するだけでなく、旅行や買い物などの費用もプラスされます。また、得られる収入については、税金や社会保障費などが引かれる前の金額である点に注意しましょう。
就学期間 | なし | 3カ月間 | 6か月間 |
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在留登録費 | 300ユーロ(約5万円) | 300ユーロ(約5万円) | 300ユーロ(約5万円) |
学費 ※200ユーロ/週の場合 |
0円 | 約40万円~ | 約80万円~ |
滞在費 (シェアハウス) |
約120万円~ | 約120万円~ | 約120万円~ |
生活費 (食費・日用品代・交通費など) |
約60万円~ | 約60万円~ | 約60万円~ |
合計(出費) | 約185万円~ | 約225万円~ | 約265万円~ |
就労期間 | 12カ月 | 9カ月 | 6カ月 |
収入 ※週39時間を最低時給の13.5ユーロで働いた場合 |
約415万円 | 約310万円 | 約210万円 |
収支 | +約230万円 | +約85万円 | -約55万円 |
アイルランドのワーホリに落ちた時に取るべき4つの対策
アイルランドのワーホリに落ちた時に取るべき4つの対策を紹介します。1回目の抽選で落ちても、まだあきらめる必要はありません。また、2回とも落ちてしまってもアイルランドで生活する方法は他にもあります。
アイルランドのワーホリの抽選に落ちても次の行動に移せるよう、以下のような対策を事前に検討しておきましょう。
1. 2回目の抽選に応募する
アイルランドのワーホリビザは毎年定員に達するほど人気ですが、合計2回ある応募のチャンスのうち、1回目に落ちても2回目に再挑戦できます。抽選に落ちた原因が入力を間違っていたり、必須条件を満たしていなかったりした可能性もあるため、再挑戦をする際には申請の準備をより慎重に進めましょう。
また、抽選のスケジュールは年ごとに変わる場合があります。アイルランド大使館の公式サイトより、最新情報を小まめにチェックしましょう。
2回目の応募までの期間は、渡航後のワーホリ生活をより充実したものにするため、英語力を鍛えたり、プランを立てなおしたり、時間を有効活用することをおすすめします。
2. 学生ビザで語学留学をする
学生ビザを活用すれば、ワーホリでなくともアイルランドで英語を学びながら生活できます。
学生ビザの取得には少なくとも25週間の英語プログラムに登録する必要がありますが、最長8カ月間(最大3回更新、計2年間滞在可能)滞在できるだけでなく、週20時間まで(休暇期間は週40時間まで)働くことも可能です。
英語を集中的に学びたい人にとって、現地での生活費の一部をアルバイトで賄える学生ビザでの滞在は最適な方法と言えるでしょう。また、学校で出会うクラスメイトや現地のアルバイトを通じて多文化交流を楽しめることも魅力です。ワーホリに落ちたとしても、学生ビザでも英語学習と就労の両方を経験できます。
3. インターンシップに参加する
学生ビザで25週間英語を学習した後、企業のインターンシップに参加する方法もあります。
アイルランドはAppleやGoogle、Microsoftなどのグローバル企業が拠点を置く世界有数のIT大国です。IT企業をはじめ、観光、広告、マーケティングなど多くの分野でインターンシップが受け入れられています。
専門性が高いほど無給にはなりますが、アルバイトでは難しい現地企業で就労体験ができることは、長期的に見て今後のキャリアにも役立つ経験が得られるでしょう。
英語学習とインターンシップがセットになったプログラムを提供している留学エージェントもあります。英語力だけでなく仕事で実践的なスキルを磨きたい方におすすめです。
4. 他国のワーホリを検討する
アイルランドのワーホリに落ちたら、他国のワーホリビザの取得も検討しましょう。現在日本では、世界30カ国の国々とワーホリ協定を結んでいます。英語圏であればイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、他にも日本人に人気のワーホリ先が豊富です。
年齢制限を満たしていれば、他の国でのワーホリ後にアイルランドのワーホリに再挑戦することもできます。アイルランドにこだわらず広い視野を持って他の国へ行ってみることで、新たなチャンスを掴む可能性も広がるでしょう。
さらに、他の国で英語力を向上できると、アイルランドのワーホリに当選した際にはより高い英語力を求められる現地の仕事に就ける可能性もあります。
アイルランドの人気都市&ワーホリでおすすめの語学学校
アイルランドのワーホリで人気の3都市と、おすすめの語学学校を各都市2校ずつ紹介します。アイルランドは、歴史や文化、自然が融合した魅力あふれる国ですが、都市によっても異なる魅力を秘めています。
ぜひ、ご自分の目的に合った都市と学校を探してみてください。
※学費は、基本的に週20時間の一般英語コースの場合を紹介しています。(一部、週15時間の学校もあり)
ダブリン
ダブリンは、文化や歴史、現代的な魅力が融合したアイルランドの首都です。「ダブリン城」や「トリニティ・カレッジ図書館」など観光名所が豊富で、放課後も楽しめます。
仕事や学校の選択肢が多く、留学の拠点に最適な都市です。また、国際イベントや音楽フェスティバルも開催されるため、刺激的な留学生活を送れるでしょう。
Centre of English Studies(CES)
学校名 | Centre of English Studies(CES) |
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クラスの最大人数 | 14名(平均12名) |
学費 | 週355ユーロ |
ホームページ | https://ces-schools.com/ |
40年以上の歴史を誇る、ダブリン中心部に位置する語学学校です。イギリスやカナダにもキャンパスをもち、世界中から留学生が集まるほか、ACELS(※)認定の資格を持つ質の高い講師陣のもと、学生一人ひとりに合わせた指導が受けられます。
※ACELSとは、アイルランドにおける英語教育部門の品質保証機関です。
Horner School of English
学校名 | Horner School of English |
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クラスの最大人数 | 14名(平均10名) |
学費 | 週265ユーロ |
ホームページ | https://www.hornerschool.com/ |
ダブリン中心部にある家族経営の語学学校です。校内はアットホームで国際色豊かな雰囲気が特徴で、各自の英語レベルに合わせて学習できます。観光スポットから近い好立地にあるので、放課後の楽しみも豊富にあるでしょう。
コーク
コークはアイルランド南部の港町で、陽気な雰囲気と学生の街として知られるアイルランド第二の都市です。日本人留学生が少なく、英語漬けの生活に適しています。
「聖フィンバー大聖堂」や「ブラーニー城」などの歴史的名所や、タイタニック号最後の寄港地として知られる町コーヴでも有名な都市です。都会ほど刺激はありませんが、落ち着いた環境で海外生活を送りたい人にぴったりでしょう。
Cork English College(CEC)
学校名 | Cork English College(CEC) |
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クラスの最大人数 | 最大12人(平均6~8人) |
学費 | 週290ユーロから |
ホームページ | https://corkenglishcollege.com/ |
1978年創立のコーク中心部にある家族経営の英語学校です。過去3年間、アイルランドで最優秀語学学校の受賞歴があり、その実績のもとで英語を学べます。一般の学生向けだけでなく、教員や企業向けなど多彩なコースを提供しており、幅広いニーズに応えているのが特徴です。
Cork English Academy
学校名 | Cork English Academy |
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クラスの最大人数 | 最大15人 |
学費 ※週15時間 |
午前:週150ユーロ 午後:週120ユーロ |
ホームページ | https://www.corkenglishacademy.com/ |
コーク市内中心部に位置する1800年代の歴史的なレンガ造りの建物内で学べる語学学校です。講師全員が英語を教える資格を持つネイティブスピーカーで、質の高い授業が提供されます。語学コースはACELS(※)認定を受けており、発音や語彙力向上のための無料ワークショップも毎週2回開催されているのが特徴です
※ACELSとは、アイルランドにおける英語教育部門の品質保証機関です。
ゴールウェイ
ゴールウェイはアイルランド西部の港町で、ケルト文化が色濃く残る魅力的な都市です。ゲールタハト(※)に近く、ゲール語(アイルランド語)や文化への理解を深められるでしょう。
※ゲールタハト:日常生活でゲール語(アイルランド語)が話される唯一の地域です。
アートやオイスターなどのフェスティバルも豊富で、学びと遊びをバランスよく楽しめる環境が整っています。街はコンパクトで、放課後に徒歩で観光名所を巡ることも可能です。さらに、「アラン諸島」や「モハーの断崖」への拠点としても便利で、壮大な自然も満喫できるでしょう。
Galway Cultural Institute(GCI)
学校名 | Galway Cultural Institute(GCI) |
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クラスの最大人数 | 最大14人 |
学費 | 午前:週275ユーロ 午後:週200ユーロ |
ホームページ | https://www.gci.ie/ |
大西洋を一望できる美しい立地にある語学学校です。毎年30カ国以上の学生を受け入れており、国際色豊かな環境で英語を学べます。明るくモダンな校舎で、快適な学習生活を送れるでしょう。一般英語に加え、ビジネス英語や試験対策コースなど多様なプログラムが揃い、個々のニーズに応じたきめ細やかな指導が受けられる環境が魅力です。
Atlantic Language Galway
学校名 | Atlantic Language Galway |
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クラスの最大人数 | 最大14人 |
学費 ※週15時間 |
週265ユーロ |
ホームページ | https://www.atlanticlanguage.com/ |
アイルランド文化の中心地ゴールウェイに位置する語学学校です。モダンな施設と多言語対応のスタッフが揃い、快適な環境で英語を学べます。一般英語からビジネス英語、プライベートレッスンを組み合わせたコースまで幅広く提供されており、目的に合わせて柔軟に選べる点が魅力です。