「アイルランドで英語を学べるの?」「イギリスじゃなくてなぜアイルランド?」とアイルランドという国に馴染みのない人も多いのではないでしょうか。
アイルランドはイギリスの西隣に位置する島国で、美しい緑に覆われた豊かな自然や長い歴史、ケルト文化が息づく魅力的な場所です。英語圏でありながら日本人留学生が少なく、イギリス英語を学べる環境が整っているアイルランドは、世界でも高い教育水準を誇る国としても知られています。
本記事では、アイルランドでできる留学の種類や費用、メリット・デメリットをわかりやすく解説。さらに、学校情報やおすすめの都市も詳しく紹介します。アイルランド留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
国名 | アイルランド(Ireland) |
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面積 | 7万300㎢(北海道の約8割強) |
首都 | ダブリン |
通貨 | ユーロ(€) |
公用語 | ゲール語(アイルランド語)、英語 |
時差 | 日本が9時間進んでいる(サマータイム時は8時間) |
フライト時間 | 約19時間~24時間 |
※以下の情報は、2025年1月13日時点のものです。特に入国条件やビザに関する情報は、常に最新のものを確認してください。
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アイルランドでできる留学の種類4選
アイルランドでできる留学の種類を4つ紹介します。短期の語学留学や、長期の高校・大学留学など、希望の生活環境や期間を選んで留学をはじめることが可能です。各留学に必要なビザについても解説しているので、留学先にアイルランドを検討している方は、是非参考にしてみてください。
語学留学
アイルランドでは、民間や大学付属の語学学校で英語を学ぶことが可能です。どちらも質の高い教育を提供しており、ほとんどの語学学校が複数の教育機関により品質が保証されています。
90日以内の滞在であればビザが不要で、数週間の留学からでも挑戦が可能です。また、学生ビザを取得すれば週20時間までのアルバイトが認められているため、生活費を稼ぎながら留学生活を送りたい人にも適しています。
語学留学は、短期間で集中して英語を学びたい人にも、長期的に生活しながら英語力の向上を目指す人にもおすすめの選択肢と言えるでしょう。
高校留学
アイルランドの高校は、柔軟な教育制度が特徴です。日本の中学にあたるJunior Cycleの後、Transition Yearと呼ばれる1年間では、主要科目に加えて課外活動や就業体験が行われます。アイルランドの教育に慣れる良い期間となるため、高校留学を検討する場合にはTransition Yearが開始する年の9月に合わせて渡航するのがおすすめです。
その後、Senior Cycleで大学進学に備えた勉強がはじまります。Leaving Certificate(卒業資格)取得に向けた勉強や、大学で学びたい分野の学習など、今後の進路を左右する貴重な機会となるでしょう。
なお、90日間を超える長期の滞在には学生ビザが必要なため、到着後はビザの申請を忘れずに行いましょう。
大学留学
アイルランドの大学は、ヨーロッパでも高い評価を得ています。学士号から修士号、博士号まで、幅広いプログラムが用意されており、トリニティ・カレッジ・ダブリンをはじめとする世界的に有名な大学も多く存在します。
大学留学での長期滞在には学生ビザが必要なため、到着後90日以内にはビザの申請を必ず行いましょう。また、学生ビザでは週20時間まで(休暇中は週40時間まで)の就労が許可されています。
教育の質の高さ、そして学びを通じて世界中の学生と交流できる環境に加え、アルバイトを通じて社会経験を積めることも魅力です。
ワーキングホリデー
働くことを重視しながら滞在したい場合には、ワーキングホリデーがおすすめです。このビザでは週39時間までの就労が可能で、現地で生活費を稼ぎながら実践的に英語を学べます。
学生ビザでも就労は許可されていますが、基本週20時間までの労働制限があるため、収入を得ながら長期的に滞在したい場合にはワーキングホリデーの方が適しているでしょう。
ただし、年度ごとに募集枠が800人までと限られているため、申請開始時期をしっかり確認し、早めに準備を行うことが重要です。なお、ワーキングホリデービザの申請は、日本国内から行う必要がある点に注意しましょう。
アイルランド留学の9つのメリット
アイルランド留学のメリットを9つ紹介します。留学先として人気のイギリスに比べて手軽に挑戦できるアイルランド留学ですが、他にも学術的な知識やキャリアの向上、さらには住みやすさなど数々のメリットがある留学先です。
ぜひ、ご自分に合った留学先を見つける際の参考にしてみてください。
1. 留学費用が抑えられる
アイルランド留学は、同じヨーロッパの人気の留学先であるイギリスに比べて費用が抑えられる点が魅力です。
イギリス留学では、1カ月あたり最低でも約40万円の費用が必要ですが、アイルランド留学は約32万円から挑戦できます。一年間の費用では、約100万円以上の差が出ることもあり、費用を抑えながらヨーロッパ留学をしたい方に適した留学先と言えるでしょう。
また、イギリスの首都ロンドンと、アイルランドの首都ダブリンの物価を比べると、ダブリンの方が約30%安いというデータもあります。ただし、日本と比べると物価は高いため、お金の使いすぎには注意しましょう。
出典:https://www.expatistan.com/cost-of-living/comparison/london/dublin
2. 高い教育水準を誇る
アイルランドの教育は、世界でも高い水準を誇っているのが特徴です。統計によると、アイルランドの25歳〜64歳の56%が大学進学以上レベルの資格を有しており、EU平均の35%を大きく上回っています。
出典:https://www.irishtimes.com/ireland/education/2024/11/13/ireland-has-highest-rate-of-third-level-education-in-eu/
さらに、世界の1,500以上の大学を対象にしたQS世界大学ランキング2025では、アイルランド最古の国立大学であるトリニティ・カレッジ・ダブリンが89位にランクインしました。同大学は、ノーベル賞受賞者や著名な作家、政治家などを多く輩出しており、学生たちは世界でもトップクラスの教育を受けることが可能です。
アイルランドは、学問を深めたい人にとって魅力的な留学先と言えるでしょう。
3. 社会人のキャリアアップに適している
アイルランドは、AppleやGoogle、Microsoftなどのグローバル企業が多数拠点を置く世界有数のIT大国です。そのため、最先端の技術や国際的なビジネススキルを身につける環境が整っています。
また、法人税率が12.5%と低く、スタートアップ企業にも理想的な場所です。さらに、インターンシッププログラムも充実しているため、現地で実践的な経験を積むこともできます。こうした魅力により、キャリアアップを目指す社会人にとって、アイルランドは理想的な留学先と言えるでしょう。
4. 学生ビザを現地で取得できる
アイルランドでは学生ビザを現地で取得できます。そのため、渡航前の準備が楽で、時間もかかりません。さらに、90日以内の滞在であればビザの取得は不要なため、早く留学をスタートしたい方におすすめの留学先です。
90日以上の滞在を予定している場合は、必ず90日以内にImmigration Service Delivery (ISD)にて移民許可の登録を行いましょう。
登録料は300ユーロですが、許可証の種類により料金や必要書類は異なるので、詳細はアイルランド移民局の公式サイトより確認してください。
なお、ワーキングホリデービザは日本国内からの申請が必要です。年間発給枠が800人と制限もあるため、申請開始時期についても都度確認して準備を進めましょう。
5. 日本人が少ない
アイルランドは、他の人気の留学先と比べて日本人留学生が少ない点が魅力のひとつです。
一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による留学事業者40社を対象にした2024年の調査(※)によると、日本人の留学生数66,007人のうちアイルランドに留学した日本人は0.6%。アメリカの21.9%、イギリスの10.5%と比べても日本人が少ないことがわかります。
また、時期にもよりますが、日本人留学生の割合は5%〜10%です。ヨーロッパや南米、他のアジア諸国からの留学生がほとんどなので、日本人同士で日本語を話す機会を減らせます。つまり、必然的に英語を話さざるを得ない環境に置かれるため、英語力向上が目的の留学にはぴったりの環境と言えるでしょう。
※調査期間:2023年1月~12月の1年間
出典:一般社団法人海外留学協議会(JAOS), 「『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』調査レポート2023」(参照:2025-1-13)
6. 治安が良い
アイルランドは、世界でも治安が良い国のひとつです。アイルランドの人々はフレンドリーでホスピタリティあふれる国民性であることが知られており、どれだけ安心・安全に暮らせるかを示した2024年の世界平和度指数でも2位にランクイン(日本の順位は17位)。
しています。そのため、海外初心者や女性でも安心して生活できるおすすめの留学先です。
しかし、外国人に対する暴行や恐喝、窃盗が起こっている事実もあります。危険なエリアには立ち入らない、夜に一人で行動しないなど、基本的な防犯対策は必ず行いましょう。
参考:外務省海外安全ホームページ, アイルランド 安全対策基礎データ, 「防犯発生状況、防犯対策」(2024-07-13)
7. 留学中にでアルバイトができる
アイルランドでは、学生ビザやワーキングホリデービザで滞在している場合、現地でのアルバイトが可能です。
学生ビザの場合、学期中は週20時間まで、長期休暇中(6月〜9月、12月15日〜1月15日)は週40時間まで働けます。最低賃金も13.5ユーロと日本より高いため、生活費を補いながら実践的に英語を学びたい方にとって最適な環境と言えるでしょう。
アルバイトを通じて学校で学んだ英語を実際に使う機会が得られるため、自然と英語力を高められる点も大きな魅力です。
8. 他ヨーロッパへのアクセスが良い
アイルランドからは他のヨーロッパ諸国へのアクセスが良いことが魅力のひとつです。イギリスのロンドンやフランスのパリなど、有名な観光都市にも約2時間あれば渡航できるため、週末旅行も気軽に楽しめます。
また、LCC(格安航空会社)かつ郊外の空港を利用すれば、安い航空券が見つかりやすいため、費用を抑えつつ旅行もしたい人にもおすすめです。アイルランドにはヨーロッパからの留学生が多いため、先に帰国したクラスメイトに会いに行ってみるのも良いかもしれません。
ただし、イギリスへの旅行にはETA(電子渡航認証)の申請が必要です。また、他のヨーロッパ諸国(シェンゲン加盟国)へ旅行する場合もETIASの導入が2025年より予定されています。他国を訪れる場合は、最新の入国条件を確認しましょう。
都市名(国名) | 所要時間 | 航空券代(往復) |
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ロンドン(イギリス) | 約1時間半 | 約6,000円~ |
ローマ(イタリア) | 約3時間 | 約1万円~ |
パリ(フランス) | 約1時間45分 | 約7,000円~ |
ミュンヘン(ドイツ) | 約2時間半 | 約1万5,000円~ |
※航空券代は、2025年1月13日時点の情報です。LCC(格安航空会社)を利用する場合を想定しています。
9. アイルランド文化を体験できる
アイルランドはケルト文化が根付いた歴史ある国で、音楽や伝統行事、遺跡などを通じて独自の文化を体験できます。
例えば、ハープやティンホイッスルを使用した音楽や、壮大な巨石遺跡「ストーン・サークル」などが有名です。音楽イベントや、ハロウィンの起源とされる「サウィン祭」などの伝統行事も行われているため、留学生活の合間にアイルランド文化を楽しめるでしょう。
また、アイルランドはパブ文化でも知られ、アイリッシュパブが至る所に点在しています。地元の人々と交流する機会も豊富なので、異文化交流を楽しみたい方には最適な環境です。
アイルランド留学の7つのデメリット&失敗しないための対策
アイルランド留学のデメリットを7つ紹介します。日本との環境の違いや、英語力不足による職探しの難しさなど、現地に行って初めて感じることもあるでしょう。限りある留学期間を無駄にしないよう、失敗しないための対策も合わせてご覧ください。
1. アイルランドのアクセントに慣れる必要がある
アイルランドの英語には独特のアクセントが存在します。かつてゲール語(アイルランド語)が話されていたアイルランドですが、イギリスの植民地支配を経て現在に至るため、イギリス英語に近いアクセントが特徴です。日本では聞き馴染みがないため、最初はリスニングに苦労するかもしれません。
アイルランドの英語は、速く、こもったような話し方が特徴で、英語の「Yes/No」にあたる単語使わず「I am.」 や「I do.」で答えることが一般的です。特に郊外ではアクセントが強いため、滞在する都市を選ぶ際はアクセントの強弱にも注意しましょう。
しかし、語学学校では標準的なイギリス英語を学べるため、学習で困ることはありません。日常生活でも強いアクセントを避けたい場合は、首都ダブリンでの滞在をおすすめします。
2. 英語力が足りないと仕事が見つかりにくい
アイルランドでは、英語力が足りないと仕事が見つかりにくい場合があります。アイルランドには日本人留学生が少ないため、英語力を向上させるには最適な環境です。一方で、日本人を対象にした求人も限られています。
アイルランド到着後すぐに仕事を見つけたい場合は、日本で事前に英語力を鍛えておきましょう。日常会話以上の英語力を身につけておくと、日本人が対象でない現地の仕事にも挑戦しやすくなります。さらに、目指す職種特有の単語や表現を学んでおくとより効果的です。
3. エンタメが少ない
アイルランドはエンタメが少ないのがデメリットのひとつです。イギリスのロンドンやアメリカのニューヨークのような大都市と比べて刺激を感じにくく、退屈に思うこともあるかもしれません。
しかし、アイルランドは「エメラルドの島」と呼ばれるほど緑が濃く、落ち着いた環境で学習できる魅力あふれる国です。アイルランドの中でも都会の首都ダブリンに滞在したり、放課後にパブに出かけたり、自然の豊かさと刺激の両方を楽しんでみてはいかがでしょう。
また、他のヨーロッパ諸国と近いため、週末を利用してヨーロッパ旅行を楽しむのもおすすめです。
4. 日本食を食べられる場所が少ない
アイルランドは、イギリスやカナダ、オーストラリアなど、日本人に人気の他の留学先と比べて日本食を食べられる場所が少ないのが実情です。特に、日本人経営の日本食レストランが少ないため、日本食と思って食べると違和感を感じることもあるでしょう。
しかし、近年首都ダブリンでは、アジアン・スーパーマーケットや、イギリスでも馴染みのあるTESCO(テスコ)やLidl(リドル)の日本食コーナーなど、日本食が手に入るお店が増えてきました。日本食が恋しくなった際は、これらのスーパーマーケットで食材を手に入れ、自炊することをおすすめします。
5. 冬が長く雨が多い
アイルランドの気候は年間を通して湿度が高く、雨の日が多いのが特徴です。月の3分の1は雨が降り、平均湿度は70%を超えています。また、冬が長く、暖かい時期は6月から9月までの4カ月間しかありません。
しかし、夏でも最高気温は20度に達しないため、日本の夏とは違って比較的快適な時期を過ごせるでしょう。ただし、アイルランドの天候は変わりやすく、突然の雨に見舞われることも珍しくありません。家を出るときに晴れていても、外出時には折り畳み傘を持っておくことをおすすめします。
6. 日本からの直行便がない
アイルランドには日本からの直行便がなく、渡航には必ず乗り継ぎが必要です。中東や他のヨーロッパの都市を経由することが一般的で、移動時間は約19時間以上かかります。
特に、海外初心者や、乗り継ぎに不安のある方は、乗継時間に余裕をもって航空券を手配しましょう。また、長時間の移動となるため、体調管理にも十分注意が必要です。機内で快適に過ごせるよう、枕やクッションなどのグッズを活用し、到着後スムーズに留学生活をスタートできるよう工夫しましょう。
7. 日本との時差が9時間ある
アイルランドと日本の時差は9時間(サマータイム期間中は8時間)です。このため、日本とほぼ昼夜逆転の生活となり、家族や友人との連絡が難しくなる場合があります。
例えば、学校や仕事終わりに日本に連絡しようとすると、アイルランドの夕方6時は日本では深夜3時です。日本の家族や友人と定期的に連絡を取る予定の場合は、事前に時差を考慮した連絡時間を決めておくと良いでしょう。
また、到着後すぐは時差ボケに悩まされることもあるため、学校や仕事の開始時期に余裕をもっておくこともおすすめです。
アイルランド留学にかかる費用|一年間の場合
アイルランド留学で一年間にかかる費用の目安は約400万円からです。以下では語学学校に一年間通った場合の費用とともに週当たりの費用も紹介しているので、ご希望の留学期間に合わせて計算してみましょう。
また、ホームステイを選ぶ場合、朝食と夕食の2食がついていることがほとんどです。外食を最小限に抑えることで、食費の節約につながります。
ビザ申請費用 | 約5万円 (300ユーロ) |
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保険料 | 約17万円~ |
航空券代(往復) | 約15万円~ |
学費 | 約155万円 (約200ユーロ/週の場合) |
滞在費 (ホームステイ/2人部屋) ※朝食・夕食込み |
約175万円 (約230ユーロ/週の場合) |
生活費 (食費・日用品代・交通費など) |
36万円~60万円 (3万円~5万円/月の場合) |
合計 | 約400万円~ |
※費用は2025年1月13日現在のレートで、ユーロから日本円に換算しております(1ユーロ=約161円)。
※学校によっては手配料や教材費など別途必要になる場合があるため、詳細は各学校の公式サイトで確認してください。
アイルランド留学でおすすめの語学学校5選
アイルランド留学でおすすめする、首都ダブリンの語学学校を5つ紹介します。民間の語学学校だけでなく、大学付属の語学学校も紹介しているので、ご自分に合った環境の学校を選びましょう。
基本的には、一般英語、試験対策、ビジネス英語など、多彩なプログラムが用意されているため、目的に応じた学習が可能です。
1. Centre of English Studies(CES)
Centre of English Studies(CES)は、40年以上の歴史を誇る首都ダブリン中心部に位置する語学学校です。アイルランド国内だけでなくイギリスやカナダにもキャンパスを持ち、世界中から留学生が集まるため多国籍な環境で英語を学べます。
また、すべての講師が大学の学位とACELS認定(※)の教員資格を取得しているため、質の高い講師陣のもと、学生一人ひとりの学習進度に合わせた指導が受けられるのが魅力です。
校内は明るくフレンドリーな雰囲気で、交流イベントも多く用意されています。英語学習だけでなく、異文化交流も楽しんでみてはいかがでしょう。
※ACELS:アイルランドにおける英語教育部門の品質保証機関
クラスの最大人数 | 14名(平均12名) |
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学費 ※一般英語クラス(週20時間)の場合 |
週355ユーロ |
ホームページ | https://ces-schools.com/ |
2. Emerald Cultural Institute(Palmerston Park)
Emerald Cultural Instituteは、1986年創立の伝統ある語学学校で、ダブリン南部の美しい住宅街に位置しています。手入れされた専用庭園に囲まれたキャンパスからは、ダブリン最古の公立公園のひとつであるパーマストン・パークも見渡せ、落ち着いた環境で学習ができるのが特徴です。
また、一般英語や試験対策に加え、教師向けのトレーニングコースも提供しており、幅広いニーズに応えています。British CouncilやACELSをはじめとする、さまざまな教育機関から認定も受けており、経験豊富な講師陣による丁寧なサポートが受けられるのも魅力です。
クラスの最大人数 | 14名(平均9名) |
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学費 ※一般英語クラス(週20時間)の場合 |
720ユーロ(2週間) |
ホームページ | https://www.eci.ie/ |
3. Horner School of English
Horner School of Englishは、首都ダブリン中心部に位置する家族経営の語学学校です。少人数制のクラスが特徴で、生徒にはより手厚いサポートを受けられる環境を提供しています。
校内はアットホームな雰囲気が漂い、国際色豊かなクラスで各自の語学レベルに合わせた学習が可能です。また、グラフトンストリートやトリニティ・カレッジから約10分という好立地にあるため、放課後には観光やショッピングも気軽に楽しめるでしょう。
クラスの最大人数 | 14名(平均10名) |
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学費 ※一般英語クラス(週20時間)の場合 |
週265ユーロ |
ホームページ | https://www.hornerschool.com/ |
4. Atlas Language School
Atlas Language Schoolのダブリン校は、2003年に設立された比較的新しい語学学校で、首都ダブリンの中心部に位置しています。教室内だけでなく、さまざまな環境で英語に触れられる社会プログラムも充実しているのが特徴です。
例えば、アイルランドの生活や文化を体験するワークショップ、博物館の見学、演劇を通じて英語を学ぶアクティビティなど、多彩な方法で英語力を伸ばせるでしょう。
また、アイルランドにおける英語教育部門の品質保証機関ACELSをはじめとする複数の認定も受けており、ダブリンでも有名な語学学校のひとつです。
クラスの最大人数 | 15名 |
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学費 ※一般英語クラス(週20時間)の場合 |
週300ユーロ |
ホームページ | https://atlaslanguageschool.com/ |
5. University College Dublin English Language Academy
University College Dublin(UCD)のEnglish Language Academyは、アイルランドでもトップクラスの大学が運営する大学付属の語学学校です。UCDは世界中の高等教育機関の中でも上位1%にランクインされており、国際的にも認められています。
また、大学内に位置し、キャンパスの雰囲気を感じながら学べるのが大きな特徴です。通年コースからサマーコースまで、目的に合わせたコースが選択でき、UCDの優れた施設を利用しながら学業と生活の両方で質の高い経験が得られるでしょう。
さらに、大学生との交流を通じて、リアルな学生生活を体験できる点も魅力です。
クラスの最大人数 | 15名 |
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学費 ※一般英語クラス(週20時間)の場合 |
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ホームページ | https://www.ucdela.com/ |
アイルランド留学におすすめの都市3選
アイルランド留学におすすめの都市を3カ所紹介します。都会的な雰囲気が漂う首都ダブリンをはじめ、学生が集まる町、ケルト文化が息づく町と、それぞれに独自の魅力が満載です。
ぜひ、どのような環境で留学生活を送りたいかを考える際の参考にしてみてください。
ダブリン

ダブリンのトリニティ・カレッジ
アイルランド東部に位置するダブリンは、文化や歴史、現代的な魅力が詰まったアイルランドの首都です。「ダブリン城」や「トリニティ・カレッジの図書館」、「グラフトンストリート」など観光スポットが多く、放課後の楽しみが豊富にあります。仕事や学校の選択肢も広く、留学生活の拠点として理想的な場所と言えるでしょう。
また、国際的なイベントや音楽フェスティバルが開催されることもあるため、留学生活の中で刺激が欲しい方におすすめの都市です。
コーク

コークの聖フィンバー大聖堂
アイルランド南部に位置するコークは、陽気な人々と、のどかな雰囲気が漂う港町で、アイルランド第二の都市です。大学や語学学校が多く集まる学生の街としても知られるコークは、ダブリンより日本人留学生も少ないため、より英語漬けの日々を送りたい方に適しています。
また「聖フィンバー大聖堂」や「ブラーニー城」など歴史ある観光スポットが豊富で、郊外の町コーヴは、豪華客船タイタニック号の最後の寄港地として有名です。
ゴールウェイ

ゴールウェイ大聖堂
アイルランド西部に位置するゴールウェイは、ケルト文化が色濃く残る小さな港町です。ゲール語(アイルランド語)が話されるエリア「ゲールタハト」にも近く、言語や文化への理解を深める環境が整っています。
また、アートやオイスターなどのフェスティバルが多く開催されることでも有名で、学びと遊びをバランスよく楽しめる都市です。「アラン諸島」や「モハーの断崖」への玄関口でもあり、壮大な自然も存分に楽しめるでしょう。
アイルランド留学に向いている人&向いていない人
アイルランド留学を考える際、自分に合った環境かどうかを見極めることが大切です。アイルランドは自然豊かで、治安が比較的良い国として知られていますが、その一方でアクセントや気候、時差などの気になる特徴もあります。
以下では、アイルランド留学がどのような人に向いているのか、また逆にどのような人には向いていないのかをまとめました。ご自分の希望や留学生活のイメージに照らし合わせながら、最適な留学先を選びましょう。
アイルランド留学に向いている人 | アイルランド留学に向いていない人 |
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