海外で差別されないための対策の一つは、相手の文化や習慣に敬意を払い、「郷に入っては郷に従え」の姿勢を持つこと。そして何より、堂々とした態度でいることです。おどおどしていると、残念ながら標的にされやすくなることもあります。自信を持って相手の目を見て接することを心がけましょう。もちろん、身の安全を守るための基本的な注意も大切です。危険な場所には近づかない、夜間の単独行動は避けるといった危機管理は徹底してください。もし通りすがりに心ない言葉をかけられても、相手にせず無視するのが賢明です。身の危険を感じたら、すぐにその場を離れましょう。万が一、差別的な扱いで辛い思いをしたら、決して一人で抱え込まないでください。友人やホストファミリー、学校のスタッフなど、必ず信頼できる誰かに相談することが大切です。心ない人もいますが、異文化交流を楽しみたいと思っている人の方がずっと多いはず。過度に萎縮せず、たくさんの出会いを楽しんでください。