短期間・低予算で英語力を伸ばせる留学先として人気があるフィリピン留学ですが、実は親子留学も増えてきていることをご存じでしょうか。
親子留学と言えば、オーストラリアやカナダなどでホームステイをしながら親子で滞在するイメージが強いと思いますが、フィリピンでの親子留学は一味違います。
今回は親子留学で注目の国フィリピンの中でも、特に人気のあるセブ島の親子留学をおすすめする理由・注意点・特徴、子供の受入年齢、1週・2週・4週の費用など詳しくお伝えします。
フィリピン親子留学の3つの特徴
フィリピンの親子留学は欧米圏と異なる3つの特徴があります。
フィリピン親子留学の特徴①:留学費用が安い
第一に挙げられるのが留学費用の安さです。
オーストラリアやカナダなどの欧米圏で親子留学した場合、仮に1週間の親子留学としても親子2人の学費と滞在費で約20~40万円必要です。それに加え航空券代は約10~20万円はかかり、2名分と考えた場合は航空券代だけで約20~40万円以上かかります。
物価も日本の2倍程度ですので、現地での生活費も大きな出費になります。
フィリピンだと1週間の親子留学で学費・滞在費・3食込みで相場は約20~30万円です。航空券代は1人約5~10万円と半額程度で済みます。また、物価は日本の半額程度です。
フィリピン親子留学の特徴②:滞在先は寮かホテル
フィリピン留学の滞在先は学生寮かホテルになります。
学生寮は学校内にある場合がほとんどで、学校外の寮だとしても徒歩数分です。また、ホテルに関しても学校まで徒歩圏内のホテルがほとんどで、車での移動が必要なホテルの場合はほとんどの学校が毎日バスでの往復送迎が付いています。
ホテルや学生寮には生活に必要なものはすべて揃っており、Wifi完備、ジム、プール、カフェが校内や寮内にある学校がほとんどで、親子で快適に生活することができます。
フィリピン親子留学の特徴③:子供の受入年齢が低い
欧米圏の語学学校の受入年齢は16歳や18歳以上を最低年齢としている学校が多く、親子留学の受け入れをしている学校自体が少ないです。
また、受け入れがあったとしても10歳や12歳からという学校が多く、小学校低学年から受け入れ可能な学校はかなり稀です。
しかし、フィリピンだと親子留学を行っている学校が多く、5歳から受け入れしている学校もたくさんあり、中には3歳や4歳から受け入れ可能な学校もあります。
セブ島について
フィリピン中部のビサヤ諸島に位置するセブ島は、フィリピンを代表する観光都市として有名です。
美しい白い砂浜とエメラルド色の海に囲まれ、豊かな自然が広がっています。セブ島では、マリンスポーツやトレッキングなど、多彩なアクティビティを楽しむことができ、週末は親子で観光やビーチリゾートを満喫できます。
また、セブ島はフィリピンで最も学校が多く、広い選択肢から自分に合う学校を選ぶことができ、親子でフィリピン留学をするのにおすすめです。
親子にセブ島留学をおすすめする6つの理由
セブ島は親子留学におすすめの都市ですが、おすすめする6つの理由をお伝えします。
理由①:費用を抑えて親子留学ができる
欧米圏とセブ島での親子留学だと学費や滞在費はもちろんのこと、航空券代が倍以上セブ島の方が安く、留学にかかってくる総費用が大きく変わってきます。
欧米圏で1週間親子留学する費用があれば、フィリピンだと2〜3週間の親子留学ができますので、費用を抑えて少しでも長く滞在したい人はセブ島の親子留学がおすすめです。
理由②:親子の時間がたくさん持てる
セブ島の親子留学の滞在先は学生寮かホテルになるため、ホームステイをすることはできませんが、その分親子で過ごす時間や会話が増え、親子の時間をたくさん持つことができます。
親も子も英語の勉強をしますので、共通の話題として英語の勉強のことを話すこともでき、親子の絆を深められます。
理由③:低年齢でも親子留学を実現できる
欧米圏では小学校低学年はもとより、幼稚園児から入学できる語学学校はほとんどありません。
しかし、セブ島では小学校入学前の5歳から入学できる学校が多く、中には3歳からの入学を認めている学校もあります。子供が小さすぎるという理由で親子留学をあきらめている人も、セブ島では親子での留学が実現可能です。
理由④:親子で留学している人が多い
欧米圏で親子留学をしている人はあまり多くありませんが、セブ島では多くの語学学校で親子留学の受け入れを行っており、日本を含むアジア圏の親子が多く留学に訪れています。
周りに同じ親子で留学している人が多いというのはメンタル的にも心強く、現地で仲良くなり、帰国後に家族ぐるみのお付き合いをしている人もいます。
理由⑤:生活環境が整っている
セブ島では親子留学を行っている学校が多く、親子が快適に過ごせるように施設も充実しています。
親子で滞在するホテルや学生寮には生活に必要なものはすべて揃っており、Wifi完備、ジム、プール、カフェが校内や寮内にある学校がほとんどで、何不自由なく留学生活を送ることができます。
理由⑥:マンツーマンレッスン中心で短期間で英語力を伸ばせる
欧米圏のレッスンは10人程度のグループレッスンですが、セブ島のレッスンはほとんどがマンツーマンレッスンです。特に子供用のレッスンはマンツーマンレッスンがメインで組まれていることがほとんどです。
マンツーマンレッスンの場合、講師がその人の英語レベルに完全に合わせることができるため、初心者でも安心して受けることができ、短期間での英語力向上も期待できます。
セブ島親子留学の注意点
セブ島での親子留学はおすすめなのですが、いくつか注意点があります。
セブ島へ留学する際は以下の項目に関して、親御様はもちろん、お子様も環境に適応できるかどうか考えてみてください。
注意点①:英語の訛り
フィリピンはアジア圏ではもっともきれいな英語を話すと言われており、発音矯正を受けている講師も多いですが、ネイティブの国ではありません。
そのため、完璧にネイティブな発音を求める人にとってはイメージが異なります。
英語初心者にとっては発音の違いもそれほど気にならないのですが、ある程度英語ができる人は気になるかもしれない部分です。
注意点②:食事
セブ島の語学学校のほとんどが韓国人経営で、多国籍に合わせている学校もありますが、韓国寄りの食事になる学校も多いです。日本食は欠かせないという人や辛い食べ物が苦手という人は日本人経営の学校を選ぶと良いでしょう。
また、セブ中心地には日本食レストランもたくさんありますので、日本食が食べたくなったら街中の日本食レストランも利用しましょう。
注意点③:エアコン、シャワー、トイレ
フィリピンは日本と比較すると施設内の設備に不具合があることが多いです。エアコンの効きが強すぎたり、シャワーの勢いが弱かったりすることは珍しくありません。
また、トイレも水洗ではなくバケツの水を使うタイプであることも多いです。気になる人は事前に確認しておきましょう。
注意点④:治安
観光都市であるセブ島はフィリピンの中では治安は良い方と言われていますが、日本と比較すると軽犯罪は多いです。以下、海外で定評あるリサーチサイトNumberoの犯罪発生レベル・安全数値の比較になります。※リサーチ日:2025年1月6日
【犯罪発生レベル】
東京:24.68
セブ島:51.38
【安全性数値】
東京:75.32
セブ島:48.64
参照:Numbero-Crime Comparison Between Cebu and Manila
フィリピン、セブ島に限らず、海外全般に言えることですが、危険な地域には近づかない、貴重品から目を離さない、高価なものは持ち歩かないなどの盗難対策は怠らないようにしましょう。
セブ島親子留学の費用とおすすめの語学学校4選
セブ島親子留学でおすすめの語学学校を4つご紹介します。
おすすめ校①:日本クオリティのサポートと環境!GLC
HP:https://jp.glcenglish.com/
facebook:https://www.facebook.com/GLCEBU/
instagram:https://www.instagram.com/glc_cebu/
GLCはセブ島では数少ない日本資本の語学学校で、日本人が満足できる食事、施設、万全のサポートが揃った語学学校です。
また、親子でレッスン数をシェアできる「ファミリーパッケージ」が好評です。例えば親子2人用のファミリーパッケージ2の場合、マンツーマン8レッスン・グループ2レッスンの計10レッスンを親子でシェアでき、親と子どちらに多くレッスンをあてるかを親子で調整できます。(グループレッスンは15歳以上に限る)
おすすめ校②:日本人率が低く、施設重視ならここ!Joyful
HP:https://joyful-english.com/en
facebook:https://www.facebook.com/joyfulcebu
instagram:https://www.instagram.com/joyful_education_junior/
滞在先のホテルはフィリピンでも最高級の施設が揃い、専用のファミリールームは毎日親子でリラックスして過ごすことができます。
親御様のマンツーマンレッスンを子供に譲渡することもでき、現地での休息や自由時間を重視したい親御様も満足いただけます。また、2025年1月現在の日本人率は10〜20%程度で、韓国人を中心に親子留学が多く、同じ環境の親子と国際的な交流が図りやすい環境になっています。
親も子もしっかり勉強したい人はここ!SMEAG
HP:https://smeag.jp/
facebook:https://www.facebook.com/SMEAGCEBU/
instagram:https://www.instagram.com/smeag_global_education/
SMEAGは親子留学に特化したリゾート型のエンカントキャンパスを2023年に新設しました。新しいキャンパスで施設もきれいで充実しています。
またSMEAGはセブ島を代表するスパルタ校として知られており、もし親御様がしっかりレッスンを受けたい場合はスパルタコースへ変更し、短期集中でたくさんレッスンを受けることも可能です。
ホタルも見れる大自然の親子留学!ELSA
HP:https://elsaschoolcebu.com/
facebook:https://www.facebook.com/elsa.cebu.7/
instagram:https://www.instagram.com/elsacebu/
セブの中心地から車で約1時間の郊外にある大自然に囲まれた老舗の学校がELSAです。
ELSAの特徴としては、毎年多くのホタルも訪れる大自然と、広大なキャンパスです。学校の敷地面積は約15,000平方メートルで、なんと東京ドームの約1.2倍の面積を誇っています。
日本人も少なく、大自然の中で英語環境に漬かる親子留学を求めている人に合う学校です。
セブ島親子留学おすすめ学校一覧(受入年齢・1週、2週、4週費用)
セブ島親子留学おすすめ学校の受入年齢、1週・2週・4週(約1ヶ月)の費用について表にまとめます。※料金は親子2人部屋の合計金額
なお、レッスン条件を完全に揃えるのは難しいため、比較的近いコースで参考費用を算出しております。
学校名 | 受入年齢 | 概算費用(1週) | 概算費用(2週) | 概算費用(4週) |
---|---|---|---|---|
GLC |
5歳~ | 入学金:$120 授業料、食費、滞在費:$900 送迎(片道):$30 計:$1,050(約166,000円) ※ファミリーパッケージ2コース (マンツーマン8コマ・グループ2コマを親子で分け合い) |
入学金:$120 授業料、食費、滞在費:$1,800 送迎(片道):$30 計:$1,950(約308,000円) |
入学金:$120 授業料、食費、滞在費:$3,360 送迎(片道):$30 計:$3,510(約555,000円) |
Joyful |
5歳~ | 入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$1,800 計:$2,000(約316,000円) ※ファミリープログラム (親:マンツーマン2コマ・イブニング2コマ 子供:マンツーマン6コマ・イブニング2コマ) |
入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$2,600 計:$2,800(約442,000円) |
入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$4,000 計:$4,200(約664,000円) |
SMEAG |
5歳~ | 入学金、授業料、食費、滞在費、現地支払い費用:$2,430(約384,000円) ※ファミリープログラム (親:マンツーマン2コマ・グループ2コマ 子供:マンツーマン4コマ・グループ4コマ) |
入学金、授業料、食費、滞在費、現地支払い費用:$3,510(約555,000円) | 入学金、授業料、食費、滞在費、現地支払い費用:$4,590(約725,000円) |
ELSA |
4歳~ | 入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$1,200 計:$1,400(約316,000円) ※親子プログラム (親:マンツーマン2コマ・グループ3コマ 子供:マンツーマン4コマ・グループ4コマ) |
入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$2,400 計:$,2,600(約410,000円) |
入学金:$200 授業料、食費、滞在費:$4,780 計:$4,980(約787,000円) |
※US$=158円で計算しております。(2025年1月TTSレート参照)
※渡航時期により繁忙期料金が追加される場合があります。
※上記費用は航空券代・保険代・現地支払い費用(SSP、光熱費など)は含まれていません。(SMEAGのみ現地支払い費用が含まれております。)
まとめ
親子留学で特におすすめなフィリピン・セブ島の親子留学についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
フィリピンの親子留学は受入年齢も低く、幼稚園児から親子で留学することができます。また、欧米圏と比較して留学費用を抑えて渡航することが可能ですので、予算内でできる限り長く滞在することもできます。
また、フィリピンの親子留学では学校の選択肢が多く、親子で観光やビーチリゾートも楽しめるセブ島がおすすめです。
子供の成長はあっという間です。
今しかできない親子留学をフィリピン・セブ島で過ごしてみませんか。