アイルランド短期留学が人気の5つの理由！留学のタイプや失敗しやすいポイントについて解説

「コスパよく留学できると聞くアイルランド留学の魅力が知りたい」、「アイルランドでおすすめの短期留学と後悔してしまう点が知りたい」と考えている方は多いでしょう。

アイルランドは、イングランドとウェールズの西隣に浮かぶ島国です。少し郊外に出ると広大な草原や丘が広がる牧歌的な景色はまるで北海道。年間を通して涼しい気候が特徴です。

世界平和度指数は驚きの世界第2位。日本よりも安心して生活できると評価されています。

しかし、読者の中には、アイルランド留学の具体的なメリット・デメリットがわからずに、アイルランド短期留学に挑戦すべきかどうか悩んでいる方は多いでしょう。

本記事では、アイルランド短期留学がおすすめの5つの理由やアイルランド短期留学の主なタイプ、後悔してしまいがちなポイント、おすすめできる人の特徴をご紹介します。

アイルランド短期留学の魅力やプランをおさえて、後悔のない留学にしましょう。

アイルランドは短期留学がおすすめ！人気の5つの理由

アイルランドで生きた英語を学ぶなら、夏休みや春休み期間などを利用する短期留学がおすすめです。アイルランドで短期留学が人気の背景には、以下のような理由があります。

• 日本人留学生が少ない環境
• 周辺諸国よりも留学費用が比較的安い
• 近隣の欧州各国よりも治安が安定している
• 自然豊かなスポットが多い
• ヨーロッパの国々にアクセスしやすい

ここでは、アイルランド短期留学の具体的な魅力について確認しましょう。

1.日本人留学生が少ない環境

アイルランドは、日本人留学生が比較的少ないのが特徴です。欧州各国からの留学生が中心で、語学学校に在籍している日本人比率は10%以下という水準が一般的となっています。

『令和6年度版 日本人学生留学状況調査』（文科省）を見ても、アメリカ合衆国やオーストラリア、イギリス、カナダが人気留学先TOP10にランクインしている中、アイルランドは圏外です。

せっかくアイルランドで短期留学するなら、できる限り日本語環境からは距離を置いて、英語学習や英会話の実践に集中したいと考えている方は多いですよね？

日本語から距離を置けるアイルランド留学は、徹底的に英語を鍛えられる国です。

2.周辺諸国よりも留学費用が比較的安い

アイルランドは、他の英語圏の国よりも物価が安いことで知られています。

国名	アイルランド	イギリス	アメリカ
授業料	10〜15万円	25〜30万円	30〜35万円
航空券代	15〜20万円	15〜20万円	15〜20万円
宿泊費	15〜30万円	15〜20万円	25〜30万円
生活費	3〜7万円	12〜15万円	15〜17万円
海外保険	3万円	1.5〜2万円	1.5〜2万円
合計	46〜65万円	67.5〜87万円	86.5〜104万円

このように、英語圏の留学でメジャーな国々と比較すると割安な印象を受けるでしょう。

ただし、滞在方法をホームステイにするのか寮にするのか、自炊メインにするのか外食メインにするのかによっても、滞在費や食費、交際費は大きく変わります。

あくまでも目安ですが、欧米の英語圏の留学費用としては安い部類に入るといえます。

3.近隣の欧州各国よりも治安が安定している

アイルランドは世界でも有数の治安のよさ・暮らしやすさが評価されており、2024年度版の世界平和度指数（GPI）を見てみると、アイスランドに次いで世界第2位の高水準です。

1. アイスランド
2. アイルランド
3. オーストリア
4. ニュージーランド
5. シンガポール
6. スイス
7. ポルトガル
8. デンマーク
9. スロヴェニア
10. マレーシア

出典： Institute for Economics and Peace｜2024年度版 世界平和度指数

当ランキングでは日本は17位であり、アイルランドがどれだけ治安がよくて暮らしやすい国なのかがよくわかります。ただし首都ダブリンでは外国人を狙ったスリやひったくりなどの軽犯罪、ギャング組織の暴力事件も報告されているので注意が必要です。

現地では極度に目立つ服装や行動は避け、基本的な防犯対策は怠らないようにしましょう。

4.自然豊かなスポットが多い

アイルランドはその自然の豊かさから「エメラルドアイランド」とも呼ばれています。アイルランド短期留学で本場の英語に触れながら、大自然も楽しめる立地が魅力的です。

アイルランドがほこる自然世界遺産には、以下のようなスポットがあります。

• モハーの断崖：高さ200メートル超の断崖絶壁が約8キロも続く
• キャロウモア古代遺跡：欧州最古の石器時代の遺跡が広がる
• ブルーアンドグリーンルートウェイ：アイルランド固有の大自然を楽しめるルート
• ニューグレンジ：紀元前3200年頃に建てられた新石器時代の遺跡

ダブリン郊外には、自転車・ハイキングコースも多く、湖畔や丘などのスポットを気軽に周遊できます。英語学習に疲れたら、自然の中で気軽にリフレッシュできる点が魅力です。

5.ヨーロッパの国々にアクセスしやすい

アイルランド短期留学をする魅力は、イギリスやフランス、スペインなどに1時間〜数時間程度でアクセスできる点です。ライアンエアーなどの格安航空会社を使うことで安く旅行できます。留学生活にマンネリ化を感じたら、気晴らしに欧州旅行に旅立てるのは魅力です。

せっかくなら留学中にヨーロッパ各国も見てまわりたいと考えている方におすすめです。

アイルランド留学の主なタイプ

アイルランド留学は、小中高生・大学生・社会人の年代別に主に区別されます。

たとえば、学生時代の英語力アップのための短期留学と社会人になってからのキャリアアップのための短期留学では、留学プログラムや達成すべき目標は大きく異なるでしょう。

ここでは、年代別のアイルランド短期留学の特徴とおすすめのポイントをご紹介します。

小中高生のサマーキャンプで短期留学

5〜17歳（単身の場合は9歳以降）は、6〜8月にアイルランドで開催されるサマーキャンプで短期留学できます。学生グループの年齢に合わせておこなわれるゲームやアクティビティを通じて、同世代の留学生たちと一緒に生きた英語が学べる絶好の機会です。

滞在方法はホームステイ・寮が主流で、滞在先でも英語でコミュニケーションがとれます。

また、親子留学も活発で、子どもがサマーキャンプのプログラムを受けている間に親は大人向けの語学学校で勉強して、放課後は子どもと一緒に時間を過ごせるのが魅力です。

大学生のスキルアップ留学

アイルランドでは、大学生向けの留学プログラムも人気です。アイルランドはビザなしで3ヶ月まで滞在できるため、思い立った時にすぐ留学できます。また、アイルランド学生ビザは学生の就労も認められているため、留学しながらアルバイトすることも可能です。

アイルランドの7つの国立大学は、どれも世界大学ランキングトップ3%に入るほどの名門校。クオリティの高い留学でスキルアップしたい方におすすめの選択肢です。

社会人のキャリアアップ留学

社会人向けのアイルランド留学のプログラムには、社会人になってから語学力向上を目的としたアイルランド短期留学や英語を学びながら就労経験も得たい方におすすめのワーキングホリデー、専門性を高めるための大学院進学など、留学の選択肢がいくつもあります。

自分のキャリアアップにつながるような、社会人向けの留学プログラムを探しましょう。

アイルランド短期留学で後悔しやすい5つのポイント

アイルランド短期留学では、以下のポイントに後悔してしまうかもしれません。

• 訛りが強すぎて後悔する
• 天候が悪くて憂鬱になる
• 日本食が満足に食べられない
• 刺激が少なくて飽きてしまいがち
• 物価は日本よりも高め

ここでは、せっかくの留学生活で失敗しないためのポイントをおさえておきましょう。

1.訛りが強すぎて後悔する

アイルランド短期留学で失敗してしまったと後悔する方の中には、アイルランド人が話す英語の訛り・癖が強すぎて、理想の英語が学べなかったと考えている方がいます。

象徴的なのは「Three」を「Tree」、「This」を「Dis」と発音するアイルランド英語。日本の学校で学んできたアメリカ英語が通用しない場面に遭遇することもあるのだとか。

また、細かな英語の発音の違いに加えてイントネーションやスピードの違いもあるため、慣れるまで努力しないと、コミュニケーションをとるのに苦労するケースもあるでしょう。

短期留学だと「訛りが強すぎて最後まで思うように会話できなかった」と後悔することも。

訛りが強いことを認識した上で、事前にアイルランド英語に触れておくのがおすすめです。

2.天候が悪くて憂鬱になる

アイルランドは寒冷多雨の気候です。年間を通して涼しい天気が続く上に、曇りがちでよく雨が降るので、悪天候で計画どおりにおでかけできなかったり、日本のような四季の移ろいを感じられなかったりして、憂鬱な気分になってしまう留学生は少なくありません。

あまり外出できないことを前提にして、屋内で楽しめる趣味を作るのがおすすめです。

3.日本食が満足に食べられない

アイルランドでは、クオリティの高い日本食レストランがとても少ないです。日本食レストランとネーミングされているレストランは、外国人経営であることも多く、人気の寿司やラーメンは現地風にアレンジされており、クオリティが低いことも少なくありません。

アイルランドのスーパーでも醤油や味噌、海苔などの商品が置かれていますが、日本製以外のものや値段が異常に高いものも多く、日本食を自炊するのも難易度が高いです。

現地ではちゃんとした日本食が食べられないことを想定して、日本から調味料やインスタント食品、お菓子などを持参して、日本食が恋しくなったときに備えた方が安心です。

4.刺激が少なくて飽きてしまいがち

アイルランド短期留学は、刺激が少なくて飽きてしまう方もいます。ダブリンは東京やロンドンのような活気のある大都会ではなく、あくまでも地方都市のような規模感です。ましてやダブリン以外の街で滞在するとなれば、刺激が少なくて飽きてしまう方もいるでしょう。

英語学習のモチベーションを継続させるためにも、息抜きは重要です。アイルランド留学生活に飽きてきた方は、格安航空会社で近隣諸国を旅行してみるのもいいでしょう。

5.物価は日本よりも高め

アイルランドは隣国のイギリスよりも比較的物価が安いとはいえ、日本よりは物価が高い国です。イギリス留学ではなく、アイルランド留学を選ぶ方の中には「イギリスよりもコスパよく留学できる」と期待している方も多いですが、そこまで安いわけではありません。

日用品や生鮮食料品は日本よりも割高で、とりわけ外食費の値段の高さが顕著です。

日本よりは物価が高いことを想定しながら留学費用を計算してみましょう。

アイルランド留学をおすすめする人の特徴

アイルランド短期留学がおすすめの人の特徴は、以下の3つのポイントにまとめられます。

• 日本人が少ない環境で英語学習に専念したい
• 費用をおさえながらヨーロッパ留学したい
• アイルランドの自然や芸術、建築が好き

アイルランド短期留学は、日本人が少ない環境で、なおかつヨーロッパの中では比較的コスパよくできる英語圏の国で英語学習に集中したい方におすすめの選択肢です。

また、自然が好きな方が観光や滞在を楽しめるスポットも多いですよ。

アイルランド短期留学にエージェントを利用するべき理由

アイルランド短期留学を考えている方は、実績と経験豊富なエージェントを利用するのがおすすめです。エージェントを利用することで、以下のようなメリットがあります。

• 専任のカウンセラーが相談に乗ってくれる
• 語学学校や滞在先を探す手間がかからない
• アイルランド留学の最新情報が手に入る

アイルランド留学の実績と経験豊富なエージェントを利用することで、専任のカウンセラーが相談に乗ってくれるため、疑問や不安を解消できる可能性が高いです。また、具体的な留学プランを提案してくれるので、留学先を探す手間がかかりません。

加えて、アイルランド留学の最新情報についていち早く知れるのも大きな魅力です。

アイルランド留学に精通したプロのエージェントからアドバイスをもらってみては？

自分に合ったスタイルでアイルランド短期留学を実現しよう！

この記事では、アイルランド短期留学の魅力や年代別の留学プランの特徴、後悔してしまうかもしれない5つのポイント、アイルランド留学がおすすめの人の特徴をご紹介しました。

アイルランド留学は、小中高生向けのサマーキャンプや親子留学はもちろん、大学生のスキルアップ向けの留学プログラム、社会人のキャリアにつながる留学など種類豊富です。

アイルランドは、日本人留学生の比率が低く、周辺諸国よりも比較的物価が安いうえに、治安が安定しているため、日本人が短期〜中長期の留学に挑戦しやすい環境だといえます。

アイルランド短期留学に関する悩みや疑問がある方は、留学エージェントに相談するのがおすすめです。アイルランド留学の魅力や注意点をおさえて、留学生活に踏み出しましょう。